大学教育再生加速プログラム

テーマⅠ「アクティブ・ラーニング」/テーマⅡ「学修成果の可視化」複合型

芝浦工業大学の教育への取組が、文部科学省の平成26年度「大学教育再生加速プログラム(AP)」に採択されました。

このプログラムは国として進めるべき大学教育改革を一層推進するため、教育再生実行会議等で示された方向性に合致した先進的な取組を支援することを目的としており、本学はテーマⅠ「アクティブ・ラーニング」、テーマⅡ「学修成果の可視化」の複合型に申請し、採択されました(申請件数88件、採択件数21件)。

今回採択されたプログラムでは建学の精神「社会に学び社会に貢献する技術者の育成」の下に、「統合的問題解決能力を備えた世界(社会)に貢献できる技術者」の育成を教育目標として定め、学生の主体的な学びを促し、学修成果の可視化の為に以下の取組(一部)を行います。
大学教育再生加速プログラム

4年間の体系的・組織的なアクティブ・ラーニング(※学生の能動的学修)改革

本学では実験、実習、PBL(Project/Problem-Based Learning|課題解決型学修)を通して学生が意欲的に学修に取り組める環境整備を進めており、一部の学部では学部、大学院の一貫した教育体系に講義とPBLを位置づけ、組織的なアクティブ・ラーニングを実施してしますが、本取組では全学部で4年間の体系的かつ教員組織としてのアクティブ・ラーニングの教育プログラムを構築します。特に講義科目へのアクティブ・ラーニングの導入により学生の意欲を高めるため、学修マネジメントシステム(LMS)と連携した、双方向システムの導入整備を進めます。

学修成果の可視化と学生の学修時間のPDCAサイクルによる保証

学生の学修時間を増加し、保証するPDCAサイクルを構築します。
教育プログラムの設計段階(Plan)で、シラバスを充実化し、予習、復習の具体的な記述に加え、学修時間も明示します。
実行段階(Do)では、e-Learning(情報技術を用いて行う学修)等の双方向システムで学修を担保し、学修時間をシステムで計測します。
評価段階(Check)では、学修ポートフォリオやルーブリック(学修到達状況を評価するための評価基準表)を学生が入力することで、学修時間を把握し、さらに改善段階(Act)では、評価結果を踏まえた、教職学協働のワークショップにより改善を行います。

教育改革の推進体制の強化、教職学協働による学修の質保証

本学がこれまで進めてきた教職員に、学生を加えた教職学協働の教育改革体制を強化します。
毎年2回、全学科の教員代表、各部署の職員代表、大学院生で実施している教育改革のための全学ワークショップの活動を強化し、参画している教職員が核となり、全学かつ全教職員でのPDCAサイクルが回る仕組みを構築します。
また、学生、卒業生、企業向けアンケートの全学での実施による教育プログラムの評価・改善を進めるほか、学修行動調査とジェネリックスキル試験PROGを全学で実施し、学修行動調査と試験の相関を取ることで、学生の能力を向上させる行動を明確にし、データに基づく教育改善を行います。
体系的なアクティブラーニングと学習成果の可視化

お問い合わせ芝浦工業大学
大学企画課
〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス 教室棟2階)
TEL 03-5859-7200 / FAX 03-5859-7201
E-mail kikaku@ow.shibaura-it.ac.jp