経済社会の発展をけん引するグローバル人材育成支援

本学国際推進の取り組みが、文部科学省 平成24年度「グローバル人材育成推進事業(タイプB:特色型)」に採択されました。本事業には、全国の国公私立大学等から111件の申請があり31件が採択されました。この事業は、若い世代の「内向き志向」を克服し、国際的な産業競争力の向上や国と国の絆の強化の基盤として、グローバルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる人材の育成を図るべく、大学教育のグローバル化を目的とした事業に対して重点的に財政支援を行うことを目的としています。

本学では、建学の精神である「社会(世界)に学び社会(世界)に貢献する技術者の育成」を21世紀に展開するため、過去3年間、全学的改革活動である「チャレンジSIT-90」作戦の中で、(1)質と国際通用性が保証された教育、(2)東南アジアの大学との連携、(3)留学生獲得、(4)海外留学促進、(5)教職員の海外研修、(6)海外インターンシップ促進、(7)世界レベルの研究の支援、(8)学生の人間力育成と満足度向上、をグローバル戦略として掲げ取り組んできました。その中で、モノづくりに携わる技術者として育成すべきグローバル人材像を定義し、それに必要な教育目標を設定、また、PDCAサイクルにより質と国際的通用性が保証された教育体系を構築しています。

採択年度(支援期間):平成24年度(最大5年間)

平成24年度「グローバル人材育成推進事業(タイプB:特色型)」

統合型問題解決能力を備えた世界(社会)に貢献できる技術者の育成

今回採択された取組では、さらに教育の質保証をともなった下記3つの施策を実施することにより、グローバル人材に必須の4つの能力(コミュニケーション力、グローバル人間力、異文化理解力、課題解決能力)の育成・強化を図り、卒業後5年程度の職場での研鑽により、本学の育成人材像に示す「統合的問題解決能力を備えた世界に貢献できる技術者」になることのできる能力を育成するための、教育体系・環境の構築と、教職員のグローバル教育力の向上を実現するものです。

具体的な施策としては、本学がこれまで構築してきたPDCAサイクルによる質とJABEE準拠による国際通用性が保証された教育体系の枠組みを基盤として、
  • 教員・職員・体制の総合的なグローバル教育力の向上
  • 語学力育成教育
  • 異文化理解を促進する留学支援
を中核とする国際化プログラムを実行します。 
グローバル人材育成推進事業