FD・SD推進部門

概要

部門長挨拶

言うまでもなく、大学は教員と職員が両輪となって動かしていく組織です。大学の教員は研究者であると同時に授業を通して学生に指導する教師であり、また研究室を主催し運営する実務家でもあります。学生の教育は研究のレベルに直結します。学生が勉学を積み上げていくために必要不可欠な科目構成や教授方法を学び、学生とともに大学を作り上げていくための環境を提供することがFDSD支援の根底にあると考えています。

「理工学教育共同利用拠点」事業、本学新任教職員を対象とした新任研修、学生による授業コンサルタントであるSCOTプログラムをFDSD3本柱として、教員の先生方にとって「芝浦に来て勉強できて良かった」「業務が効率よくなった」「教えやすくなった」と少しでも実感してもらえるよう教職員で協働しながら進めたいと考えています。

写真_FDSD部門長FD・SD推進部門長:田中 みなみ
(システム理工学部 機械制御システム学科)

部門員

田中 みなみ (システム理工学部 機械制御システム学科)
恒安 眞佐 (建築学部 建築学科)
奥田 宏志 (システム理工学部 生命科学科)
相原 総一郎 (教育イノベーション推進センター)

活動計画

「理工学教育共同利用拠点」2024年度実施予定プログラム

(1)プレFD、入職から3年以内の教員を主たる対象とした教育能力開発
 ・大学教育開発論(プレFD)
 ・学生の学修を促すシラバスの書き方WS
 ・授業デザインWS
 ・学生主体の授業運営手法WS,実践編
 ・ティーチングポートフォリオ(TP)作成・完成WS

(2)理工系教育に関わる教員の基礎的・共通的な能力開発
 ・英語による授業のためのWS
 ・ルーブリック評価入門WS
 ・反転授業入門WS
 ・アカデミックポートフォリオ(AP)作成・完成WS
 ・障がい学生への対応について学ぶ研修
 ・外部資金獲得支援
 ・研究者倫理ついて理解する研修
 ・大学におけるダイバーシティについて理解する研修
 ・安全衛生・危機管理に関する研修

(3)理工系教育の強みをさらに伸ばす能力開発
 ・研究室指導に必要なコーチング技能入門WS
 ・アカデミックアドバイジング入門WS
 ・デザイン能力を育成する授業設計入門
 ・知的財産マネジメント研修
 ・学修歴のデジタル化について学ぶセミナー
 ・オンラインを活用した教育に関するセミナー

(4)理工系教育の強みをさらに伸ばす組織開発支援プログラム
 ・ファカルティディベロッパー(FDer)養成講座
 ・カリキュラムコーディネーター(CC)養成講座
 ・ミドルマネジメントについて考えるセミナー
 ・カリキュラムの整合性と学修成果の可視化に関するセミナー
 ・教育プログラムをより良くするための学生参画に関するセミナー

 ・新任研修プログラムの構築の仕方に関するセミナー

芝浦工業大学SCOT(Students Consulting on Teaching)とは

大学や大学の授業に関連した基本的な知識や現状を理解し、授業コンサルティングに必要な基礎的な技術と、自らの活動への省察を繰り返して、SCOTとしての責任感や態度を身につける研修を受け、審査・承認された学生です。SCOTとしての主たる活動は、以下の通りです。
  • 記録・観察(授業を参観し、記録を取り、授業担当者に提供する)
  • 擬似受講(授業を受けてノートを取り、授業担当者に提供する)
  • インタビュー(授業担当者は退出し、SCOTが受講者に授業について質問する。例:何が学習効果を上げると思うか、学習の妨げになっていることはあるか、学習者側の提案があるか)
  • 特定事項観察(事前に教員と面談し、観察事項を決める)
  • コンサルティング(授業活動における教員の関心事項について、SCOTからフィードバックする)
  • 録画(授業を録画し、授業担当者とともに録画をみながら、授業のフィードバックを提供する)

「芝浦工業大学SCOT」リーフレット
お問い合わせ芝浦工業大学
教育イノベーション課
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