研究科のFD活動

大学院理工学研究科 FD委員会

FD委員会設置の目的・目標・指針・方針

大学院修士課程および博士課程における教育のあり方、教育方法および教育業績評価方法の研究開発など、ファカルティ・ディヴェロップメント(FD)活動を、学部教育との連携を密にしながら実施しています。具体的には以下のような活動を行っています。
  • カリキュラム内容の検討
  • 現行カリキュラムの見直しと恒常的な改善努力
  • その他、恒常的に、教育上の問題点を探り出し、問題解決のための方法について、理工学研究科(専攻会議等)で討論する。
  • 教育内容についてのワーキンググループの設置
  • 理工学研究科の教育研究分野に関係する学会の教育部会等へ参加を通した研修
また、教員同士による研究グループ構成・研修セミナーなどにも前向きに取り組んでいます。その実施に当たっては、その効果や効率を考慮して、理工学研究科全体での取り組みとしています。さらに、定期的に大学院シンポジウムやワークショップを開催し、学生を交えた研究内容を紹介するとともに、研究を踏まえた教育内容について報告しています。その際、一般あるいは他の教員による評価を受け、今後の教育内容改善に役立てています。

国際的な見地から、高度な能力を有する研究者や技術者を養成するには、指導教員の研究分野とその関連分野の教育を施すだけでは不十分です。したがって多岐にわたる本専攻の教育研究において、専攻全体の幅広い分野にわたる教育が実施されることが必要であり、かつ、そのための指導者間の組織的な研修が必要となります。この観点から、各専攻においては、研究指導を指導教員が指導するだけではなく、指導教員以外の教員もアドバイスをすることのできる仕組みを検討中です。また、国際的な感覚の育成のために、外国研究者によるセミナーをさらに積極的に取り入れ、学生の国際感覚の向上のみならず教員の指導力向上を図っています。

本大学院ですでに開始されているハイブリッドツイニングプログラムは、指導教員分野間の枠を越え、外国人が単なる留学生としてではなく、日本人学生とともに大学院の活性化を推進するプログラムとなっています。また、真の国際化を目指して、留学生だけでなく、国内の学生をも対象とした英語のみによる講義がなされており、着々と成果をあげています。今後はこれをさらに発展させ、国際社会で通用する大学院構築のための環境整備を行う予定です。

理工学研究科の各専攻には社会人大学院生も学んでいます。こうした社会人の経験を生かした実践的なディスカッションやプレゼンテーションの場を作り、それを通して全ての大学院生が広く世界を見つめたグローバルな考え方を身に付けるための組織改革に取りかかっています。

教育改善を教員のみで行うのには限界があり、大学院全体の協力が不可欠です。理工学研究科では、大学院生をラーニング・ファシリテーター(LF)として採用し、教育研究環境改善に向けた取り組みを展開しています。具体的には、研究室の研究環境改善、教育効果のアンケート調査、学生相談箱の設置など、学生の視点から様々な活動をしています。この結果を教員と一緒に評価することにより、次の活動につなげています。LFの活動は、理工学研究科の教育改善のみならず、LFの大学院生自身の人間的成長にも寄与しています。

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