学長挨拶・プロフィール
学長挨拶
情報化の進む社会に向けて
2020年1月から始まったコロナ禍の影響で、その春、多くの大学では、全ての授業がオンラインとなりました。学生はキャンパスに出向くこと無く、授業を受けることになりました。秋からは幾分対面の授業も増えましたが、オンラインの授業も継続されました。このようなオンラインの活用は、大学に限ったことではありません。社会においてもオンラインを利用したテレワークが広まりました。日本では、この年、遅れていたICT(情報通信技術)の導入が急速に進み、私たちの生活様式を変化させました。このような社会の変化に拍車をかけるように、第3次AI(人工知能)ブームと言われるほどAIの活用が本格化しています。「AIによる・・・」や「AIを搭載した・・」というコピーをよく見かけます。このAIの台頭と相まってICTが進化すると、我々の生活が一変するのは間違いないでしょう。この度のコロナ禍で始まったオンライン授業やテレワークなどはその兆しに過ぎず、もっと大きな変化の波が押し寄せてくると思います。私たちは、その情報化の進む社会に対応していかなければなりません。
本学には、4学部1研究科を有し、学科や専攻の違いはあるものの、本学で学んだ学生の多くは、理工系の技術者として社会に出て行くことになります。彼ら、彼女らには、社会が求める物やサービスを提供することが求められます。あるいは、さらにその先の、これまでにない新たな物やサービスを創出することが求められるかもしれません。
本学の創立者、有元史郎が唱えた実学重視の技術者育成の理念は、後に、建学の精神として「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」とまとめられました。この精神に則り、本学では、これまで、学生が学んだ専門分野において社会に貢献できる技術者の育成に努めてまいりました。今後は、それぞれの専門分野においても、AIやICTを駆使し、これからの情報社会の要求に応えられる人材を育成していきたいと考えています。
芝浦工業大学 学長
山田 純(やまだ じゅん)
山田 純(やまだ じゅん)
学長プロフィール
氏名 | 山田 純(やまだ じゅん) |
生年月日 | 1959年6月14日 |
学歴 | 1978年3月 大阪星光学院高等学校卒業 1982年3月 東京工業大学生産機械工学科卒業 1988年4月 東京工業大学理工学研究科博士課程中退 |
学位 | 博士(工学)(1994年3月) |
本学在任期間 | 2008年4月~2012年3月 学長補佐 2012年4月~2015年3月 SIT総合研究所長、先端工学研究機構長、大学院理工学研究科長補佐 2011年12月~現在 評議員 2015年4月~2021年3月 工学部長 2018年6月~2021年3月 理事(施設担当) 2021年4月1日~現在 学長 |
教育歴 | 1988年4月~1995年9月 東京工業大学工学部生産機械工学科助手 1995年10月~2005年3月 山梨大学工学部機械工学科 助教授 2001年10月~2002年8月 University of Kentucky, Visiting Associate Professor 2005年4月~現在 芝浦工業大学工学部機械工学科 教授 |
職歴 | 1982年4月~1983年12月 ヤマハ発動機株式会社 研究部研究員 |