第9回 2011年度採択プロジェクト

第9回(2011年度)学生プロジェクト優秀賞

2012年5月20日、大宮キャンパスで第9回(2011年度)学生プロジェクト報告会が行われ、日頃の活動の成果をプレゼンテーションしました。全19団体の発表の後、学生プロジェクト選考委員会による採点・審議の結果、年間Best3が決定しました。

  • 最優秀賞:TOT編集部
  • 優秀賞:石垣島を元気にするプロジェクト
  • 優秀賞:International Communication Project(ICP)
2011_報告会の様子報告会の様子
2011_最優秀プロジェクトのTOT編集部と村上学長最優秀プロジェクトのTOT編集部と村上学長

大学チェンジ部門

プロジェクト名 活動内容 報告書等
SNS活用による学生のつながり拡大計画 今こそ大学ぐるみでTwitterやFacebookを使っていきませんか?ということで大学講義でのFacebook活用支援や「学生という立場」からオフィシャルとは違った芝浦工業大学のの情報をSNSを使って発信しています。
TOT編集部 芝浦工業大学の3キャンパス(豊洲大宮田町)をつなげる学内情報誌「TOT(トット)」を年4回(春夏秋冬)発行する学生プロジェクトです。 また、芝浦工業大学で唯一、学生の手によって製作発行されている雑誌でもあります。 発行後の主な読者(ターゲット)としては、芝浦工業大学の学生(学部生大学院生)を想定しています。
みんなでつくる建築ガイドブック -建築空間デザイン領域の建築情報共有化プロジェクト- この春、私達が企画したスペイン研修旅行を内容とした報告書パンフレットを作成し、デザイン工学部建築空間領域の魅力のひとつとして、次世代や新入生に目に見える形で提示します。また、オープンキャンパスではブースを設け、デザイン工学部を受験する要因の一つになればと思います。
「FACE TO FENCE」実現化計画 地域に根付いたキャンパスを創り出す為のプロジェクトである。学生教職員と近隣住民との間に設けられた目に見える境界(フェンス)と目に見えない境界(心の中に生じた距離感)を取り払い、両者が笑顔を創り出す仕掛けをキャンパスに創ることを目的としている。
豊洲キャンパス自転車シェアリング 豊洲キャンパスを拠点として自転車の共有を行う。
有志学生メンバーが自転車を管理するための環境を構築する。
自転車の共有を通じて、自転車の乗車駐輪等のマナーの啓発活動を行う。
International Communication Project ICPは学内にいる留学生と在学生がともに活動する"集いの場"を設けることを第一の目的としています。 さまざまな文化や知識など異なる考えをもつ人々が集まることで、新たなおもしろいことができるという考えから、ICPは学プロとして始まりました。

社会貢献部門

プロジェクト名 活動内容 報告書等
会津坂下町/東大宮連携支援プロジェクト 東日本大震災の影響により、東北地方は風評被害に苦しんでいる。一方首都圏では、被災地のために何とかしたいという声も少なからずある。本プロジェクトでは、会津坂下町と東大宮をモデルとし、支援者と被災者双方の活動や想いを繋げること、現地の産業復興の一役を担うこと目的とする。
今年度は、(1)学園祭や東大宮のお祭りに出店し、被災地の人は何を思っているのか、支援したい人は何を考えているかの情報収集・提供を行うこと、(2)本プロジェクト以外の団体と協力し交流ツアー等を企画することを主な活動とする。
このような活動、つまり間接的・直接的なふれあいを通して、よりお互いを理解し長期的・継続的に支援・交流する仕組みを作りたい。
佐渡の歴史的建造物をめぐる案内本作成プロジェクト 本プロジェクトは、建築系学生が主体となり、佐渡島の歴史ある社寺建築に焦点をあて、建築史調査、写真撮影、所有者へのヒアリング、概要などをまとめる。その成果を『佐渡の社寺建築図鑑』と題した冊子を作成し、それを島内で配布することで、佐渡の観光案内本としての機能を持たせ、地域活用に貢献する事を目的とする。
旧山古志村支援活動 新潟県中越地震の被災地長岡市旧山古志村にて、学生としての若い力で集落支援を行う。集落の方、市役所と共同で、取り組みを考え実行していく。産業や地域の魅力を再発見し、活かしていけるように支援をしていくことを考えている。
石垣島を元気にするプロジェクト
〜サンゴ礁保全アクション?〜
石垣島は世界でも貴重なサンゴ生息域となっている。本プロジェクトは赤土流出という視点から石垣島のサンゴ礁保全を行っているが、国や県からの十分な補助金が得られない等の理由から赤土流出対策はされておらず、サンゴ礁の白化・死滅をもたらしている。そこで私たちは農家の収益を上げる取り組みを考え、石垣島の直売場と食堂を一つのマップに掲載した「地産地消マップ」を作成した。このマップを石垣島の方々や観光客に利用してもらうことで農家にお金が落ちるというシステムである。2010年度から地産地消マップの配布を開始し、また今後もマップの問題点を改善し、配布活動を継続していく。
大学の豊洲運河船着場を利用した地域貢献への取り組み 本プロジェクトでは豊洲運河周辺において音楽イベントを開催することで、運河や船着き場への関心を高めると共に、豊洲地域の特徴である水辺を豊かで活気のある空間に創造することを目指します。経緯として 2011年4月14日から4月28日の期間に船カフェプロジェクトという社会実験が江東区と豊洲地区運河ルネサンス協議会の運営により、芝浦工業大学豊洲キャンパス校舎裏の浮桟橋で行われました。本プロジェクトは船カフェプロジェクトと連携することにより、豊洲地区の協議会と学生が関係を持ち、運河沿いのさらなる発展を目的としています。
アジア学生とのサステナブル都市恊働提案5 アジア諸国では急速な都市化に伴い環境問題が年々深刻化しており、この解決は急務である。この諸問題に対しサステナブル(持続可能な)都市を形成するための方法を国内(東京都)、国外(タイ・バンコク)における調査を通じ、各国における過去の実績から、現地の学生と共にワークショップを開催し、意見交換を行うことで解決への道を模索・提案していく。カウンターパートはアジア工科大学院大学(タイ・バンコク)である。本プロジェクトは2006年に開始され、一年の立ち上げ期を経て、本年度で第五期目を迎える。都市インフラを水系、廃棄物系、交通系、エネルギー系に分け、各二年間で調査・情報交流をする。今期は廃棄物系の二年目(後期)にあたる。
大宮駅東口商店街イルミネーション化計画 環境システム学科の衣袋教授+衣袋研究室、桑田准教授+桑田研究室、小坂准教授は、2003年度より埼玉県さいたま市大宮駅東口駅における商店街活性化の研究を委託され、現地の調査・研究を行っている。その中で、学生で実際に街を活気づけることを考えようと始まった学生主体の活動団体である。2006年度から始まり、6回目となり徐々に成長を重ねてきた。
昨年度に引き続き「大宮ハンドメイドライト」"手作り感あるイルミネーション"を主題とし、本プロジェクトを通してイルミネーションと商店街の関係のさらなる親密化と商店の活力の向上を目指す。12月2日の夜から、点灯開始を予定。

自由部門

プロジェクト名 活動内容 報告書等
全国合同卒業設計展「卒、12」 関東・関西を中心に全国から有志で集まった建築を専攻する1年生〜4年生の学生で構成された団体である。
建築学生の集大成とも言える卒業設計の発表場を設け、より多くの人に建築の素晴らしさや楽しさを伝えられるよう1年かけて企画・運営を行なっている。
展示会に向けて、定期的に集まり、インターネット回線を用いた音声チャットで関東関西合同で議論を重ねている。
ARCHI FESTA 芝浦工業大学 建築系3 学科(建築学科・建築工学科・環境システム学科)による合同卒業設計展及び、優秀作品による合同審査会の同時開催。
Candle-night 現代の人は仕事などで忙しい毎日を送っています。そこで、夏至と冬至の夜の2時間だけでんきを消して人々にスローな夜を提供しようと活動を行っています。さらに今年は東日本大震災が起こり、日本のエネルギー問題が露わになりました。
これを期に人々にでんきの明るさだけに頼らず、ろうそくの明かりの大切さを知り、省エネやエコについて考えを増やしてほしいと願っています。
私たちは夏至には表参道で行われるCandle night@omotesandoに参加し、冬至には芝浦工業大学大宮キャンパスでキャンドルナイトを行います。
エコランプロジェクト 本田技研工業が主催する競技「エコマイレッジチャレンジ」への参加。
および、競技用車両の作成。「エコマイレッジチャレンジ」とは、作製した車両を特定のコースを走行させその燃費や技術、アイディアを競う競技である。
SITロボカッププロジェクト RoboCupは1997年から開始された人工知能を搭載した自律したロボットによる競技大会 である。本プロジェクトでは、コンピュータ上で行われるサッカーシミュレーションリーグへの参加、及びチームの開発を行う。
これまで2Dリーグで国内大会準優勝と世界大会出場を果たした他、昨年度活動では3Dリーグへの参入を果たし国内大会準優勝を勝ち取る事ができた。
今年度活動では、サッカーシミュレーションリーグに加え、レスキューリーグへの参入を試みる。また、これらの目標実現のために新規メンバ・後継者を獲得することが今年度活動のテーマとなる。