LABOX-210

LABOX-210-300x225

仕様

装置名: パルス通電加圧焼結装置(SPS:Spark Plasma Sintering)
メーカー: 株式会社シンターランドSinterLand Inc.
型番: LABOX-210

利用時のお願い

(1)指導教官が事前にメレ先生までメールで相談し、トレーニングの日時を決定してください。 また、消耗品を購入した上で講習を受ける必要があリますのでメレ先生に相談してください。
  相談先: pmele@shi~(shi以下は皆さんと同じ)になります。
(2)各研究室で準備する必要な購入品のリストを準備し、事前に確認してください。
(3)焼結する材料と実験条件を事前に確認してください。
(4)トレーニング終了後、学生はSPS実験を予約することができます。
  しかし、利用時間は平日の午前9時から午後6時まで。 夜間、土曜、日曜、祝祭日には利用不可です。

特徴
SPS法(パルス通電加圧焼結、Spark Plasma Sintering)は、機械的な加圧とパルス通電加熱によって、焼結のできる技術です。 熱的および機械的エネルギーに加えて、パルス通電による電磁的エネルギーや被加工物の自己発熱、粒子間放電などを焼結のエネルギーに利用しています。 「焼結」だけでなく、「接合」、「合成」、「表面改質」のプロセス研究にも利用されています。
各種金属材料、セラミックス材料、熱電変換材料、ナノ材料、傾斜機能材料、コンポジット材料、アモルファス材料、金属間化合物、金属ガラス、電子材料などの材料開発に使用することができます。


・難焼結材料や多元素材料への易焼結性
・粒成長を抑制し微細組織構造を維持した焼結体を作製可能(ナノ粒子への高い適用性)
・試料内の温度傾斜(数百度/mm)をコントロール可能
・粒子表面の浄化効果(吸着ガス・酸化被膜の除去)や粒子表面の活性化
・組成、密度に偏りのない均質な焼結体を作製可能
・密度コントロールが容易(多孔体から緻密体まで)
・高真空、還元雰囲気への低依存
・従来法に比べ低温、短時間での迅速焼結が可能
・広い対応温度域(低温から2000℃を超える超高温領域まで)


最大加圧力: 20kN
最大焼結電流出力: 1200A
Z軸加圧ストローク: 50mm(オープンハイト150mm)
加圧制御: ACサーボモータによる縦一軸加圧
加圧電極ロッド: 内部水冷式、電極先端カバー付
ステージ寸法: φ70mm
真空チャンバー: 水冷式円筒横置型フレーム一体構造 (SUS製水冷ジャケット付)
最高使用温度: 2500℃(常用2200℃)
        ※焼結型寸法、保持時間などにより制限があります
真空排気機構: ロータリーポンプ(到達真空度 6Pa/15分以内)
真空計: ピラニー真空計、ブルドン管連成計
パルス比設定: 任意可変 ON/1~999msec OFF/0~99msec
定格入力: 3相 AC200V 50/60Hz
本体寸法(W×D×H) ※冷却水監視ユニット除く: 1100×820 ×1700mm
装置重量: 約450kg