Belsorp II mini 

BelsorpIImini-300x225

仕様

一般名: 自動比表面積/細孔分布測定装置 Adsorption Measurement
メーカー名: MicrotracBEL Corp.
型番: Belsorp II mini

測定方式: 定容量式ガス吸着法(フリースペース連続測定方式:AFSMTM)
吸着ガス: N2
測定検体数:
 標準モード : 1~2 検体 死容積の実測補正あり(AFSMTM)
 3検体モード : 1~3 検体 死容積の実測補正なし
比表面積測定範囲 0.01 m2/g 以上(N2、試料密度による)
細孔径分布(直径) 0.7~400 nm/細孔容積分解能:0.025μL
検出器: 圧力計
圧力計測定範囲 : 0~133 kPa
精度 : ±0.25 % of F.S.
分解能 : 4 Pa
デュワー瓶容積: 2 L
液体窒素保持時間: 30 時間
サンプルセル 約1.8 cm3
寸法・重さ: W312×H640×D405 mm、45 kg (本体のみ)
電源 単相 AC100
測定プログラム 吸脱着等温線自動測定
前処理: 真空

解析プログラム

・吸脱着等温線
・BET 法による比表面積
・Langmuir 法による比表面積
・t 法、αS 法、MP 法によるマイクロポア容積およびマイクロポア径
・DH、CI、BJH 法によるメソポア細孔分布
・モレキュラープローブ法(超マイクロポア解析)
・NLDFT/GCMC
(マイクロポア~メソポア/マイクロポア分布)※オプション(BEL SimTM)
(その他解析ソフトは別途ご相談下さい。)

原理など

一定温度で、圧力Pを大きくすると、小さい孔より順に気体分子(例えばN2)で充たされる。
マイクロ孔:~2nm  メソ孔:2~50nm  マクロ孔:50nm~
なお、マイクロ孔を2つに分けて呼ぶことが提唱されている。
ウルトラマイクロ孔:0.7nm以下
スーパーマイクロ孔:0.7nm~2nm
理想気体の状態方程式
pV=nRTよりn(物質量)を求めている。
ここで、p(圧力)は圧力計で測定可能、V(体積)は基準容積(Vs)および死容積(Vd)、R(気体定数)は8.314、T(温度)は固定値(窒素の沸点77K)。
差圧から吸着量を出す。 液体窒素を使うのは気体の運動エネルギーを減らすため。

試験管購入のお願い

お試し用でセンターとして数個準備していますが、基本的に各研究室で試験管を購入し準備をお願いいたします。
各研究室にタッパーなどに入れて持ち帰り洗浄等行うなど、各研究室で管理してください。
(超硬のケガキ針をものづくりセンターで準備しています。 名前を書くことができますのでご利用ください。)

(1)
 BELSORP mini II専用試験管
 パイレックス大容量試験管(3本セット)、MAX500℃、5ml
 品番: 020-20002-0-0
 3本入りで 13,400円

(2)
 BELSORP MAX II専用試験管
 パイレックス大容量試験管(3本セット)MAX500℃, 5ml
 品番: 010-20004-0-0
 3本入りで 13,400円


 発注先
 マイクロトラック・ベル株式会社
 〒169-0075
 東京都新宿区高田馬場1-30-4 30山京ビル4F
 TEL:03-6457-6707/FAX:03-5155-2424
 URL: https://www.microtrac.com/jp/
 s.kitamuraアットマークmicrotrac-bel.com