計算数理研究室
単純なルールで複雑な現象を表現
自然現象を離散的に表現したモデル方程式に対して、その現象の本質的な構造をうまく抽出する「超離散化」とよばれる技術が近年発展しています。超離散方程式の一種であるセル・オートマトンは0と1だけで構成される完全に離散的なモデルであり、渋滞現象や生態系など多くの複雑な現象を記述できます。本研究室では、離散・超離散方程式を用いた数理モデルや数値シミュレーションの基盤となる数値計算手法に関する研究を行っています。

システム理工学部 | 数理科学科 |
担当教員 | 福田 亜希子 |
所属学会 | 日本応用数理学会/日本数学会/International Linear Algebra Society |
キーワード | 数理科学、シミュレーション、セル・オートマトン、可積分系、情報検索、コンピュータ・シミュレーション、微分方程式、数理生物学、数値線形代数 |
学べる分野
数学、情報科学、応用数学社会のために
様々な自然現象や社会現象の解析には数値シミュレーションが欠かせません。数値シミュレーションの基盤となる数値計算手法の開発・改良により、より正確な解析結果が得られるようになります。研究テーマ
- 離散可積分系理論に基づくく行列の固有値計算アルゴリズムの開発
- Max-Plus代数における固有値計算アルゴリズとネットワーク最適化問題への応用
- エレメンタリーセル・オートマトンの逆超離散化
- GooglePageRank計算の高速化について