神経情報システム研究室

脳の情報処理メカニズムを理論的に解明する

脳のニューロンひとつひとつは簡単な計算しかできませんが、ニューロンが1000億個集まってニューラルネットワークを作ると、コンピュータ にもできないような複雑な情報処理が可能になり ます。その秘密は一体どこにあるのでしょうか?神経情報システム研究室では、数理モデル、シミュレーション、データ解析を用いてこの秘密に迫ります。
0303
システム理工学部 電子情報システム学科
担当教員 保坂 亮介
所属学会 電子情報通信学会、日本神経科学学会
キーワード 計算論的神経科学、リザバーコンピューティング、確率微分方程式、シミュレーション、因果解析、数理工学、スパイク統計、脳波

学べる分野

神経科学、情報理論学、確率統計学、応用解析学、人工知能学、電気生理学

社会のために

生体は学習によってネットワークやダイナミクスが変化する動的システムであり、ノイズも多く混入します。 このような不安定・非定常な系がいかに安定な情報表現と情報処理機能獲得を実現しているのでしょうか。研究成果を機械学習やシステム制御に応用し、より安定な情報処理機械を提案して参ります。

研究テーマ


・シナプス学習が導く興奮抑制均衡と情報処理機能
・培養ニューラルネットワークの因果解析
・計算論的認知・神経科学的方法論によるメタ文法規則の導出
・自律的興奮抑制均衡のリザバーコンピューティングへの応用

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