多重極限電子物性研究室

Physicsin Multiple Extreme Conditions Laboratory

極限環境で磁石や超伝導のメカニズムを解明

極低温(0.3 ケルビン)発生装置

磁力や超伝導を引き起こしているのは、実は材料のなかの電子です。しかし、実際に材料内部の電子の振舞いを調べるのは困難です。そこで私たちは、高圧力・極低温・強磁場という極限環境下で材料の電気伝導度などの変化を調べることで、材料内部の電子の構造を調べています。私たちはとくに、有機超伝導体という、プラスチックのような物質に磁力や超伝導といった性質を持たせた奇妙な材料の研究を行っています。

工学部 機械工学課程 先進機械コース / 理工学研究科 修士課程国際理工学専攻 / 理工学研究科 博士課程地域環境システム専攻
多重極限電子物性研究室
担当教員 石井 康之
キーワード
物質創製科学、磁性体、超伝導
研究室の場所
大宮キャンパス 3号館2F 3202-2

この研究室が取り組んでいるSDGsの活動

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任

学べる分野

  • 物理学
  • 応用物理学
  • 材料工学
  • 応用化学
  • 電子工学

社会のために

近年、送電ロスの少ない超伝導体を利用した送電システムの実用化が検討されています。また、磁性体はコンピュータなどの記憶媒体にも利用されています。より特性の優れた材料の開発が必要です。

研究テーマ

  • 低温・強磁場環境下で使用できる精密物性測定用高圧容器の開発
  • 圧力誘起超伝導体の研究
  • 有機伝導体の磁気的性質の研究

研究室クローズアップ

2014 年にできたばかりの新しい研究室です。実験装置の開発や、装置を制御するコンピュータプログラムなどの開発も並行して行っています。また、国内のみならず、海外との共同研究も盛んに行っています。

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