低温電子物性学研究室

Lowtemperaturephysics Laboratory

物質内部の揺らぎを制御した新規基底状態の探索

16テスラ無冷媒超伝導マグネット

低温物性学とは、温度を液体ヘリウム温度(4.2ケルピン)くらいの非常に低い温度まで下げ、熱振動による雑音を消して物質内部の電気的、磁気的状態を調べる学問分野です。当研究室では、量子スピン磁性体と呼ばれる「磁気的な揺らぎ」の大きい物質の振る舞いを、強磁場をかけたり、もっと温度を下げたりして調べています。新しい物質の状態を見つけたり、その発現機構を解明することをめざしています。

工学部 電気電子工学課程 電気・ロボット工学コース
低温電子物性学研究室
担当教員 鈴木 栄男
キーワード
物性物理学、磁性体、量子物理学

この研究室が取り組んでいるSDGsの活動

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう

学べる分野

  • 応用物理学
  • 物理学

社会のために

物性物理学は基礎研究の分野ですが、物質科学との境はありません。超伝導も発見約50年後に超伝導磁石に応用されました。いつの日か、現在の基礎物理が工学的応用に結びつくといいですね。

研究テーマ

  • 量子スピンダイマー磁性体のランダムネス効果
  • カゴメ格子磁性体の磁気的性質のミクロな探索
  • 量子磁性体の磁場誘起相転移の観測

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