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23a103 アアルトの建築とデザイン ~北欧の自然への融合とその先へ~
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講座詳細
会場 | 芝浦工業大学豊洲キャンパス(江東区豊洲)・オンライン(Zoom ) |
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日程 | 2023年 6月10日(土曜日) |
時間 | 10:00~12:00 |
対象 | 一般(高校生以上) |
定員 | 50名(先着順) |
受講料 | 2,000円 |
申込
締切 |
2023年 5月28日(日曜日) |
講座概要
近年イッタラやマリメッコなど、色々な分野でフィンランドのデザインが注目されています。 それは、フィンランドの自然や産業の特徴を生かしながらモダンなセンスが際立っていることで注目を浴びているわけですが、その中心にいるのが建築家アルヴァ・アアルトです。彼の糟糠の妻であるアイノの尽力によることも多かったようですが、彼らのデザインは建築や更に大きな都市計画から、家具、照明器具やコップなど身の回りにある小さなグッズのデザインにまで及んでいます。 彼は徐々にフィンランドを代表する芸術家、文化人となりました。いわば国民的建築家です。今ではフィンランドはEUの一員ですが、そうなる前には「マルッカ」がお金の単位でした。その50マルッカのデザインに使われたのが、アアルトの肖像と彼の代表作の一つ「フィンランディア・ホール」です。 それほどまでにアルヴァ・アアルトは国の誇りと考えられていたわけです。 そのアアルトの設計した建物はフィンランドの国のかなり広範な地方にわたって広がっており、中には北極圏にまで及んで、初期から晩年までスタイルの変化を刻印しながら建てられています。 家具や照明器具など彼の小さなデザインもその中にしつらえられており、総合的な環境をつくり上げています。アアルトの建物の室内は場合によっては自然の風景そのものを翻案しているようでもあります。しかし、同時にアアルトの名声が広がっていくにつれ、作品の拡がりはドイツ、イタリア、更にはアメリカまで広がっていきます。グッズに至っては世界的な販売網に乗ってもっと広く世界の文化風景を形成しています。そのデザインは実は高度かつ精密なものであると同時に誰が見ても美しいと感じるようなものになっており、本講座ではそれらの美しい姿のスライドを見ていただきます。
講師 プロフィール

講師: 八束はじめ(芝浦工業大学名誉教授)
1977年東京大学工学系大学博士課程中退。
磯崎新アトリエ入所 1983年同退所
㈱ユーピーエーム設立
2003年芝浦工業大学建築工学科教授から務め、2014年退職