坂 茂特別招聘教授が、「第35回高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)」を受賞しました
2024/09/11
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2024年9月10日、公益財団法人日本美術協会が主催する「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者が発表され、坂 茂特別招聘教授(建築学部)が第35回(2024年)建築部門を受賞しました。
高松宮殿下記念世界文化賞は、日本美術協会によって1988年に創設され、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に授与されます。建築部門における日本人の受賞は、丹下健三(1993年)、安藤忠雄(1996年)、槇文彦(1999年)、谷口吉生(2005年)、伊東豊雄(2010年)、妹島和世+西沢立衛/SANAA(2022年)に次いで7組目となり、坂 茂氏の建築作品はもちろん、紙管による建築や災害支援活動も評価されての栄えある受賞となりました。
また、芝浦工業大学では2024年9月20日(金)~10月20日(日)の期間で、坂 茂氏が国内外で巡回開催されている「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」を豊洲キャンパスで開催します。本展覧会では、坂 茂氏が災害時の避難所で家族ごとのプライバシーを守るために考案し、2022年2月24日からのロシアによるウクライナ侵攻により近隣国(ポーランド、スロバキア、フランス)へ避難した難民のために設置した紙の間仕切りシステム(Paper Partition System、PPS)を使い、難民の方々の詩と写真を展示します。
今回の受賞理由の1つになっている紙管を使った建築は、豊洲キャンパス本部棟1階のレストランにも生かされています。本展覧会と合わせて是非ご覧ください。詳細は、以下をご参照ください。