芝浦工業大学 交流プラザプロジェクト 第3回 建築家展(坂 茂 展) 「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」開催

2024/08/30
  • 行事

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)建築学部は、世界的な建築家で本学特別招聘教授である坂 茂氏が国内外で巡回開催されている「PAPER SANCTUARY ~ウクライナ難民の現実と詩~」を豊洲キャンパスで開催します。

本展覧会では、坂 茂氏が災害時の避難所で家族ごとのプライバシーを守るために考案し、2022224日からのロシアによるウクライナ侵攻により近隣国(ポーランド、スロバキア、フランス)へ避難した難民のために設置した紙の間仕切りシステム(Paper Partition SystemPPS)を使い、難民の方々の詩と写真を展示します。展示の最後には、本学学生も加わった支援活動を含む世界中の災害支援活動やボランティア活動と両立をして設計する建築作品も展示します。

ban
 
展示会名 PAPER SANCTUARY ーウクライナ難民の現実と詩ー 坂 茂
会 期 2024年9月20日(金)~10月20日(日) 10:00-17:00(最終入場16:30)
場 所 芝浦工業大学 豊洲キャンパス 有元史郎記念校友会館交流プラザ アクセス
入場料 無料
主 催 芝浦工業大学建築学部
共 催 坂茂建築設計、Voluntary Architects' Network(VAN)
企 画 Clare Farrow Studio
後 援 江東区、一般社団法人日本建築学会、一般社団法人東京建築士会、公益社団法人日本建築家協会、
株式会社日刊工業新聞社、株式会社日刊建設通信新聞社、株式会社日刊建設工業新聞社、株式会社新建築社、日経クロステック/日経アーキテクチュア、芝浦工業大学後援会、芝浦工業大学校友会

我々建築家は、歴史的に見ても政治力や財力を持つ特権階級の人々の仕事をすることが多いと言えます。政治力も財力も目に見えないので、建築家にモニュメンタルな建物を作らせ、それにより自分の力を社会に示す、建築家はそんな存在で、現代でも同じです。

地震では多くの人が亡くなります。でも地震自体で人は亡くなるのではなく、建物が崩れて人は亡くなるのです。つまりそれは建築家の責任なのです。ところが震災後、街が復興する時、建築家には多くの新たな仕事が来ます。しかし街が復興する前に、被災者は避難所や仮設住宅で、悲惨な住環境に置かれます。そのような住環境を改善するのも、建築家の役割と考え、私は1994年のルワンダ難民キャンプのシェルター開発から、今年で30年間世界中の被災地でボランティア活動をしてきました。

本展覧会では、災害時の避難所で家族ごとのプライバシーを守るために考案し、2022224日からのロシアによるウクライナ侵攻により近隣国(ポーランド、スロバキア、フランス)へ避難した難民のために設置した紙の間仕切りシステム(Paper Partition System)を使い、難民の方々の詩と写真を展示します。彼女たち(老人・子供以外の男性は出国できない)の境遇を知ってもらい、我々日本人は世界を平和にしなければ、日本の平和はないのだ、と言うことを知ってもらいたいと思います。

展示の最後には、本学学生も加わった支援活動を含む世界中の災害支援活動やボランティア活動と両立をして設計する建築作品も展示します。

坂 茂

banportrait

PROFILE:坂 茂
1957年 東京都生まれ。クーパー・ユニオン建築学部(NY)で建築を学び、東京、パリ、NYに事務所を構える。紙管を使った建築や、木材を使った革新的な構造で知られている。1995年にNGOVoluntary Architects’ NetworkVAN)」を設立し、世界各地での災害支援に数多く貢献したことから、プリツカー建築賞(2014年)、マザー・テレサ社会正義賞(2017年)、アストゥリアス皇太子賞平和部門(2022年)を受賞。代表作はポンピドゥー・センター・メス(2010年)、大分県立美術館(2014年)、ラ・セーヌ・ミュジカル(2017年)、静岡県富士山世界遺産センター(2017年)、SIMOSE2023年)、豊田市博物館(2024年)。現在、芝浦工業大学特別招聘教授。

 
akimoto

この度は、持続可能な建築と斬新なデザインで知られる坂 茂先生が国内外で巡回開催されている「PAPER SANCTUARY ーウクライナ難民の現実と詩ー」を本学で開催できることになりました。
本展では、災害支援プロジェクトをはじめ、本学の学生参加プロジェクトの展示を通じて、その独創的なアプローチと社会的貢献を探ります。紙管やリサイクル素材を用いた建築物、災害支援プロジェクト、革新的な住宅デザインなど、多岐にわたる彼の作品から建築がどのように社会に寄与できるかをご覧ください。ぜひこの機会に、坂茂先生の創造力とビジョンが生み出す新しい空間の魅力を体感してください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

芝浦工業大学建築学部長 秋元 孝之