宮澤 一彦 さんが公益社団法人自動車技術会で2021年度 大学院研究奨励賞を受賞
2022/11/21
- 材料工学専攻
【受賞者】
宮澤一彦さん(材料工学専攻2年)
【指導教員】
芹澤愛 教授(材料工学科)
【大会名】
公益社団法人自動車技術会
【賞名】
2021年度大学院研究奨励賞
【発表題目】
Al-Mg-Si系合金線の引張特性に及ぼすナノクラスタ形成挙動の影響
宮澤一彦さん(材料工学専攻2年)
【指導教員】
芹澤愛 教授(材料工学科)
【大会名】
公益社団法人自動車技術会
【賞名】
2021年度大学院研究奨励賞
【発表題目】
Al-Mg-Si系合金線の引張特性に及ぼすナノクラスタ形成挙動の影響
【研究目的】
軽量化のニーズが高める次世代の自動車において、Al-Mg-Si系合金線を用いたケーブル部品の使用が期待されています。しかし、Al-Mg-Si系合金線は強度および電気伝導性の向上に伴い、延性が低下することが知られており、各特性のバランスが優れたAl-Mg-Si系合金線の開発が求められています。
【研究内容】
本研究では、時効析出初期過程に形成される溶質原子の微細な集合体であるナノクラスタの形成を組織制御することにより、強度、電気伝導性および延性のバランスの優れたAl-Mg-Si系合金線の開発に成功しました。
【今後の展望】
「UD-wheel」は、人の介入が困難な屋外の自然環境下で、内部構造が壊れること近年、産業用電線および自動車用電線においてAl-Mg-Si系合金線への採用が行われつつありますが、線径を細くするほど各特性のバランスの保持が難しくなります。そのため、各特性のバランスを保持できるような時効析出条件や塑性加工条件を模索することにより改善を行っていきたいです。なく可動し続ける自律移動ロボットの実現に貢献できると考えます。ロボットの探索区域の拡大により新たな資源の発掘や土地の開拓が可能となり、近年のエネルギー問題の解決が期待できます。
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