渡邉智洋先生(SIT総合研究所)、飯塚浩二郎教授(機械制御システム学科)が日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門で部門優秀論文表彰を受賞
2022/06/07
- その他
【受賞者】
渡邉智洋先生(SIT総合研究所)
飯塚浩二郎教授(機械制御システム学科)
【学会名】
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門
【賞名】
部門優秀論文表彰
【発表題目】
振動伝播による軟弱地盤の締め固め効果を利用した小型軽量月・惑星脚型探査ローバのスリップ抑制歩行の提案
宇宙探査を行う脚型探査ローバは月や火星の地表に存在する砂漠のような柔らかい地盤上を歩行するとスリップして移動困難になってしまうという問題を抱えています。
本研究では、振動を地盤に与える動作を組み込んだ歩行方法を提案し、この問題の解決に取り組みました。
【研究内容】
地盤に振動を与えると地盤が締め固まって崩れにくくなります。
この特徴を利用して地盤に振動を与えて締固めながら歩行する方法を提案しました。
実際に歩行実験をすると、振動を用いることで脚型ロボットの移動性能が向上していることを確認しました。
【今後の展望】
振動を地盤に与えた際の変化現象はとても興味深く、振動の与え方や大きさなどでも現象が変化します。
今後は振動による地盤変化現象を詳細に調査し、より振動を有効活用した新たなロボットの移動方法を提案していきたいと思っています。
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