根津綾杜さんがつくば医工連携フォーラム2026にて研究奨励賞を受賞

2026/02/09
  • システム理工学専攻

受賞者
根津 綾杜 さん(システム理工学専攻)

指導教員

渡邉 宣夫 教授(システム理工学部)、迫田 大輔 連携大学院教授

学会・大会名

つくば医工連携フォーラム2026

賞名
研究奨励賞

発表題目
小児用補助人工心臓「EXCOR® Pediatric」内血栓モニタリングシステムの開発
NETSU-Ayato
研究内容
カメラ・光源のみでEXCOR血液ポンプ内の血栓形成位置に加え、その厚さまで推定可能とする血栓形成モニタリングシステムを開発しました。血栓形成に伴う血液ポンプ内壁近傍の血流変動による光学変化に着目することで、高精度な血栓検出を可能にしました。また、血栓厚さ推定の精度をOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層撮影法)を用いて検証し有効性を確認しました。

研究目的
重症心不全患者の心臓移植までの橋渡しとして、心臓の働きを補助する補助人工心臓が用いられますが、小児に臨床使用が認められている製品はBerlin Heart社の「EXCOR® Pediatric」のみです。多くの小児患者の命を救っているEXCORですが、血液ポンプ内の血栓形成が未だ課題となっています。現状、臨床において血栓管理は、医療従事者による定期の肉眼観察で行われていますが、見逃しのリスクや医療従事者の負担にもなります。そこで本研究では、非侵襲常時血栓モニタリングシステムの開発を目的としました。

今後の展望
今後は超小型カメラを用いて長時間監視可能な小型血栓モニタリングデバイスを開発し、迅速な臨床使用を目指しています。