光丸友華梨さんが日本ビタミン学会 次世代ミーティング第3回大会にて優秀発表賞を受賞

2025/12/23
  • システム理工学専攻
  

受賞者
光丸 友華梨さん(システム理工学専攻)

指導教員
福井 浩二 教授(システム理工学部)

学会・大会名

日本ビタミン学会 次世代ミーティング第3回大会


賞名

優秀発表賞


発表題目
長期的なビタミンC不足は、雄の肝臓でのみ脂肪の蓄積を招く
mitsumaru
研究内容

VC合成能を欠損したSenescence marker protein-30ノックアウト(SMP30-KO)マウスが用いて、長期的なビタミンCVC)不足は、雄の肝臓でのみ脂肪の蓄積を招くことを明らかにしました。


研究目的

VCは、抗酸化作用やコラーゲンの重合、免疫機能の調節など、生体内の様々な働きに関与しています。VCの研究には、VC合成能を欠損したSMP30-KOマウスが用いられています。SMP30-KOマウスを用いた研究により、長期的なVCの不足は、寿命を短縮することが明らかになっています。しかし、VCの不足が、寿命にどのような影響を及ぼすのか、その詳細は、未だ明らかではありません。そこで、本研究では、 SMP30-KOマウスを用いて、長期的なVCの不足が生体に及ぼす影響、そして性差を解明することにしました。


今後の展望

本研究にて、VC不足による影響には性差があること、また、VC不足により雄の肝臓でのみ脂肪の蓄積がみられることが明らかになりました。今後は、雄のみVC不足の影響がみられた原因を明らかにしたいと考えています。