上嶋優輝さん、三浦雅史さんが2024 IEEE 13th Global Conference on Consumer ElectronicsにてPresentation Awardを受賞
2025/01/09
- 機械工学専攻
ユーザーはサービスを利用する際に多くの選択肢から自己都合に合わせた自由な決断を行うことが可能である。このような体験は高い柔軟性を提供する一方、より多くの困難な状況や複雑な意思決定にユーザーを直面させる。実際に、選択肢の多様化よる承認回数の多さは、ユーザーの意思決定プロセスを複雑にする。オンライン上では自己の判断に、より強い責任を負わなくてはならないため、本研究では、そこでユーザーが連続した意思決定を似たようなデザインの UI、特に UI コンポーネントにより行うため、差を感じにくいという点に着目した。「決断疲れ」はそのサービスにおいてどれがユーザーにとって重要な決断かを曖昧にし、意思決定中の別のエラーに繋がる認知的ショートカットとなる。本研究は、UI コンポーネントが意思決定に与える感性影響を明らかにする。その結果から決断疲れに対してポジティブな注意喚起を行う有効性を検証し、EC サービスの意思決定プロセスでより安全な体験を行える UI 設計へ活かすことを目的である。