グローバル化の活動内容

世界で活躍できるエンジニアの育成を目指して

2014(平成26)年、文部科学省より理工系私立大学で唯一「スーパーグローバル大学」に認定され、学内のグローバル化を急速に推進しています。グローバル化の進む中、単に英語が話せるだけでなく、海外の人々と技術的なコミュニケーションを取ることのできる「グローバルエンジニア」の育成を視野に入れ、海外の学生との問題解決型学習、産学官連携による人材育成プログラムなどを実施し、学生を海外に派遣しています。

一方、留学生受け入れプログラムでは、ブラジルならびにサウジアラビア政府派遣留学生をはじめ、東南アジアの優秀な留学生の受け入れに注力しています。

世界で活躍できるエンジニアの育成を目指して

グローバルPBL(Project-Based Learning)

海外の学生と課題解決に取り組むプログラムです。実践的なワークを通じ、グローバル人材に必須の4つの能力(コミュニケーション力、グローバル人間力、異文化理解力、問題解決能力)を効率的に身につけます。

ハノイ理工科大学と共同でライントレースロボットを試行錯誤しながら作製する様子

海外インターンシッププログラム

外国人の習慣・発想・考え方に触れながら実社会を経験する海外インターンシッププログラムを日系企業を中心に派遣先を増やし、充実を図っています。

2014(平成26)年度海外インターンシップ研修生受入企業

企業 国・地域
マブチモーター株式会社 中国
YKK TAIWAN CO.,LTD 台湾
日本工営株式会社 ベトナム
株式会社ムロドー
YANMAR S.P.CO.,LTD(Thailand) タイ
鹿島建設株式会社
TOYOTA AUTO BODY(M)SDN.BHD. マレーシア
三井住友建設株式会社 シンガポール
株式会社NTTデータ インドネシア

工学英語研修

エンジニアとして求められる工学に特化した英語の授業を1~2週間受講。現地企業の工場見学や協定校の研究室訪問なども行い、現地の異文化に触れながら世界で活躍する技術者としての力を養います。

インド・アナ大学での授業の様子

東南アジアを中心に大学と企業が連携 コンソーシアム設立に向けて指導

2015(平成27)年6月現在、東南アジアを中心に大学・企業の連携を強化し、人材の育成、イノベーションの創出などを加速するために、国内外の大学・企業・政府機関等からなる「GTI(Global Technology Initiative)コンソーシアム」の年内設立に向けて準備を進めています。

GTI構想では、海外進出企業の現場の課題や途上国が直面する社会課題を取り上げるグローバルPBLのほか、国際産学共同研究、教員の相互派遣、インターンシップ、政府間協力プロジェクトなどを推進し、芝浦工業大学はその推進主体であるコンソーシアムの事務局を担います。

東南アジア理工科系大学との連携

留学生受け入れの代表的な取り組みとして、東南アジア諸国を対象とした2つのツイニングプログラムを推進しています。そのうちの1つである「マレーシア・ツイニングプログラム」は、マレーシア政府が実施する留学生派遣事業であり、マレーシアでの教育(3年間)と日本での教育(2年間)のツイニングにより、日本の大学にて学士号を取得するプログラムです。本学は本プログラム開始以来20年以上にわたり、日本の受け入れ大学コンソーシアムの幹事校として、これまで100名以上(コンソーシアム全体で約1,100名以上)の留学生を受け入れています。

もう1つのツイニングプログラムである「ハイブリッド・ツイニングプログラム」は、修士課程と博士課程を複合(ハイブリッド)して、協定を結んだ東南アジアの代表的な理工系大学と連携(ツイニング)し推進するプログラムです。協定校から、修士1年次を修了した優秀な学生を受け入れ、英語による教育・研究指導を行います。修士課程修了後は本学の博士課程に進学、博士号を授与する大学院国際教育プログラムです。


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