
システムデザインコース概要
ものづくり技術で社会問題を解決する
実社会における問題は複雑に入り組んでおり、アイデア一つで全てが解決するという単純な話ではありません。それを解決するためには、まずデータに基づいて問題を定量的に分析する必要があります。そして社会を構成する多様な人々を意識した問題解決案を提案し、それを実現します。ここではシステムの考え方が重要です。例えば、農作物のための鳥獣監視を考えると、どこにどのようなセンサーを設置するか、監視の基準は何か、誰にどのような情報を通知するか、通知に対応できなかった時はどうするかなどを総合的に考え、システムとして実現しなければ意味がないのです。このために、情報技術を含む広範なものづくり技術と、それを社会実装に適用する応用力が求められます。
ワクワクする仕組みをデザインする
システムデザインコースで主に学ぶのは「社会の中の情報を処理し問題をシステムで解決する技術」です。複雑な実社会の問題をデータに基づいて分析し、利用者を第一に考えた提案をし、社会で実際に使ってもらえる現実的な仕組み、つまりシステムを開発することを目指します。基本となる情報技術・人工知能技術に加え、リサイクルやヘルスケアなどの具体的な課題を解決するための広範なものづくり技術を学びます。また、「社会問題演習」や「社会実装演習」では、実際の社会問題を題材にして問題解決を学びます。
カリキュラム概要
カリキュラムとしては、基本的なデザイン思考の方法論、データ・サイエンス,情報処理技術などを中心に学びます。1年は基礎的な科目ですが、情報処理系の科目だけでなく、力学や化学など将来必要になる可能性がある分野の基礎科目が配置されています。これらは後で必要になった時に勉強するのでは間にあわないため、1年生から履修することが大切です。2年前期の「社会問題演習」はコース必修科目であり、ここでは社会問題を解決する方法を具体例によって学びます。3年では、研究室によって専門性が大きく異なってくることがこのコースの特徴です。「社会実装演習1・2」は、複数の教員がそれぞれの専門をミックスして教える特徴的な科目です。これは当該教員の研究室に所属していない学生も履修可能です。
専門科目としては、ソフトウェア科目と知能・制御科目を中心に履修します。ただ、前述のように社会問題という幅広いターゲットを研究しますので、生産工学科目やデザイン科目も関連があります。社会情報システムコースでは幅広い学問領域を横断的に学びながら実装技術を高め、実態に合わせた実現性の高い設計を志向する点に特徴があります。
学びのキーワード
- ペット問題
- 農業
- ヘルスケア
- 弔い
- エネルギー地域最適化
- 未来の店舗
- リサイクル
- 地域通貨
- 常時健康診断
- 自動生産管理
- フードロス管理
- スマート農業
- デザイン思考
- 人工知能
- データサイエンス
- 社会実装
- SDGs
- 情報処理
- プログラミング
- 統計学
教員・研究者
コースデータ
| 取得できる学位 | 学士(デザイン工学) |
|---|---|
| 入学定員 | 60名 |
| 教育職員免許 | 高等学校教諭一種免許状(工業) |
研究内容例
- 電波と光を用いた廃棄プラスチック素材の分別方法の開発
- 人間が転倒するメカニズムの解明と対策法の開発
- 鳥獣被害を軽減させるための効果的な監視システムの開発
- 故人への思いを形にするデジタル技術の開発
- ロボットの「かわいい」行動を設計するための支援システムの開発
- 移動ロボットの遠隔操作インターフェイスの開発
- 機械学習を用いたプログラミング支援方法の開発
- IoT用のホームネットワークにおける情報監視システムの開発