松下研究室が別所温泉 歴史的蚕室の実測調査を実施
松下希和研究室(システム理工学部 )の学生約15名が、長野県上田市別所温泉に残る蚕種製造家・倉澤運平(1866~1934)の蚕室調査を行いました。
当日は「別所温泉の歴史を学ぶ会」代表の増澤孝徳氏の案内のもと、築108年を迎える木造3階建ての蚕室を見学しました。
この建物は、運平が良質な蚕の育成を目指して整備した施設で、地下のストーブで温めた空気を利用するなど、当時の先進的な養蚕技術が取り入れられています。
参加した学生からは、「丈夫な蚕を育てるための工夫が随所に見られ、特にオンドルを応用した床下暖房の仕組みに興味を持った」との感想が寄せられました。
蚕室外観

調査の様子

松下研究室では、調査結果をもとに建物の実測図を作成し、地域へ提供しました。
本活動は、蚕室の歴史的価値や建築的特徴を記録・整理するとともに、その価値を地域住民や関係者の皆様と共有し、保存の機運を醸成するまでのものとなります。
現在、文化財登録等に関する取り組みは地域主体で進められていますが、本調査で作成した実測図や記録資料が、地域の歴史的建造物を将来へ継承していくための基礎資料として活用されることが期待されています。
▼参考資料
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