バイオガスプラントへ食品廃棄物の運搬開始

学校法人芝浦工業大学(本部:東京都江東区、理事長:鈴見健夫)は、大宮キャンパス学生食堂から発生するすべての食品廃棄物をバイオガス発電によって再生可能エネルギーを製造するため、ニューエナジーふじみ野株式会社バイオガスプラントへの運搬を開始しました。
この取組みは、大宮キャンパスの学生食堂から発生する食品廃棄物を焼却処分する際に生じる温室効果ガスを削減し、地域の脱炭素化に貢献します。
これを契機に本学は今後、地域社会のカーボンニュートラル化実現に向けてニューエナジーふじみ野株式会社との連携を強化してまいります。

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(右から)芝浦工業大学消費生活協同組合大宮食堂店長宮下氏、専務理事佐々木氏、芝浦工業大学システム理工学部長澤田教授、
SDGs推進委員会委員長増田教授、ニューエナジーふじみ野株式会社代表取締役金子氏、さいたま市環境局山﨑氏、相良氏

 

■取組みの背景

食品廃棄物は日本国内で年間約1,400万トン発生しており、そのうちの約7割は焼却処分されています。最終処分場逼迫、焼却処理による地球温暖化といった環境問題の解決策として、食品リサイクルの推進が求められています。本学はさいたま市、国立大学法人埼玉大学及び東京電力パワーグリット株式会社埼玉総支社の4者で、「脱炭素先行地域」に共同提案し、20224月に選定されました。採択されたことで、さいたま市等と共に、2050年カーボンニュートラルに向けて、大宮キャンパス及び地域の脱炭素化を目指し積極的に取り組みを行っております。今回、大宮キャンパス内の事業者として消費生活協同組合に協力いただき、学生食堂から発生する食品系廃棄物を焼却処分するのではなく、バイオガス発電による食品リサイクルの取り組みを図ります。バイオガス発電とは食品系廃棄物をメタン発酵処理でメタンガスを主成分とするバイオガスを発生させ、ガスエンジンにより発電します。バイオガス発電実施に向けては、さいたま市から紹介いただいた回収業者、処理業者と新たに連携して学生食堂からの食品系廃棄物処理を行います。今回の取り組みは、大宮キャンパス全体が地域の脱炭素化に資する実践となり、地域社会の持続的な発展に貢献することを目的としています。

 

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