韓国国民大学校と総勢120名参加のグローバルPBLを開催

2023/02/25
  • グローバル
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8日間の「異文化体験によるデザインワークショップ」を実施

韓国の国民大学校(Kookmin University) 造形大学 デザイン専攻の学生58人と、本学から58人の学生(デザイン工学科54人、建築学科2人、機械工学科2人)、そして両校の教員数名が参加した大規模なグローバルPBL(以下、gPBL)が2月7日~14日の8日間で開催されました。 この取り組みは毎年2月上旬頃に実施され、韓国の学生を8日間受け入れ、そして5月末頃に芝浦工大の学生を韓国へ8日間派遣して行われます。2017年の開始から、今年で7回目の交流となりました。特に今年度は、2020年2月の対面実施、そして2021年のオンライン実施以降で久しぶりの対面活動となり、120名という過去最大規模の積極的な参加となりました。

今回のgPBLでは「異文化体験によるデザインワークショップ」を通して、韓国・日本の学生が国際交流によりお互いの文化をよりよく理解し、デザインに生かすことを目的としました。デザインは国の文化や背景によって変わるものであり、人々の考え方や習慣などを理解した上で課題解決案を提案することが重要になります。参加した学生たちは活発なコミュニケーションを通して、日常では得られにくい異文化の考えや価値観に触れました。

今年度のテーマ:価値の再発見/Rediscovering Value
私たちは、ある対象に対する共通の価値や特定の部分については高く評価し、そうでないものについては興味を示さない傾向がある。
今回のワークショップでは、各グループが選択したテーマの対象について、従来とは異なる視点からの観察と議論を行った。
これまで発見されなかった長所や特徴を再発見することで、改めて対象物の重要性を振り返り、活用範囲を広げることを目的とした。
スケジュール8日間のスケジュール
ヤン先生
担当教員・デザイン工学科 梁教授からのメッセージ
今回のgPBLは、講義や研究を通して学べるいつものモノやコトとは違う点について注目することを目指しました。
テーマである「価値の再発見」は、我々が重要だと考えてない部分に対してもう一度見直すことで、新たな価値を生み出すことができるということがポイントでした。
人々の関係においても、普段とは違う環境ややり方で交流することで新しい価値を発見してほしいと思います。
コロナ禍の影響で、これまでの自由な活動が3年近く行われなかったこともあり、参加学生たちの期待感ややる気が十分に現れた活動となりました。
理論で学ぶ知識も大事ですが、実践的な活動を通して肌で感じる経験は身体化され忘れられないものになります。
これからも多くの活動を企画したいので、皆さんの積極的な参加をお待ちします。


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