八尋瑠奈 さんが第7回コンクリート構造物の非破壊検査シンポジウムで新進賞を受賞

【研究目的】
建設現場では生産性向上を目指し、流動性の高いコンクリートの使用が検討されていますが、流動性の高いコンクリートではコンクリートの構成材料である骨材、セメント、水が分離を生じる恐れがあります。しかし、材料分離を評価には目視等にとどまっているのが現状であり、本研究では材料分離の評価を評価するセンサの開発を目的としました。
 
 【研究内容】
電気抵抗がコンクリートの構成材料であるセメントペーストや骨材から受ける影響を特定することにより、材料分離の評価に電気抵抗の測定が有効であることを示しました。また既存センサの技術を組み合わせ、共同研究先である戸田建設株式会社と共に、コンクリートの均質性を評価するセンサを開発し、構造物への適用可能性を評価しました。

【今後の展望】
様々なコンクリートの種類や、異なる設置場所での検討を行い、本研究で開発したセンサの適用性を拡大していくことを検討します。