湯屋 蓮さんが第76回セメント技術大会で優秀講演者賞を受賞

2022/07/29
  • 土木工学科

【受賞者】
湯屋 蓮 さん(社会基盤学専攻2年)


【指導教員】
伊代田 岳史教授(土木工学科・先進国際課程)

【大会名】
第76回セメント技術大会

【発表題目】
複数の改質方法による低品質再生骨材コンクリートの強度や耐久性発現メカニズムの検討

受賞写真_湯屋
【研究目的】
コンクリート構造物を解体した際に解体コンクリート塊が発生しますが,日本では,その発生量が増加しており,解体コンクリート塊の有効な利用法が必要だと考えられます。その一案として再生骨材としての再使用が考えられます。再生骨材は,3つの品質に分類されており,高品質なものほど製造にエネルギーやコストがかかります。再生骨材を普及させるためには,低品質な再生骨材を改善して使用していくことが必要であると考え,低品質再生骨材を用いたコンクリートの強度や耐久性の向上方法とその向上メカニズムについて検討しました。
 
 【研究内容】
本研究では,低品質再生骨材コンクリートの強度や耐久性の向上方法として,再生骨材に二酸化炭素を吸着させる方法と,特殊な混和剤を添加する方法を行いました。その結果,二つの方法を併用することで,低品質再生骨材コンクリートの強度や耐久性が大きく向上しました。

【今後の展望】
カーボンニュートラルの観点から,再生骨材は産業副産物である高炉スラグ微粉末との併用が当然になってくると考えます。今後は,再生骨材と高炉スラグ微粉末を併用したコンクリートについて検討を行うとともに再生骨材の二酸化炭素吸着量について検討したいと考えています。
 

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