藤田 純輝さんが日本建築仕上学会より卒業研究賞を受賞

【研究目的】
コンクリート打放し仕上げの保護や補修に使われる浸透性吸水防止材について、再補修を行う場合に再補修時の性能が分かれば、材料の選定などの面で非常に有用であり、本研究では、再補修時の性能調査をするための第1段階として、長期暴露試験による浸透性吸水防止材の性能評価、第2段階として、促進劣化による劣化の再現方法の検討を行い、再補修時の性能調査において必要となるデータおよび評価方法を検討することを目的としています。
 
【研究内容】
約16年間屋外で暴露した浸透性吸水防止材の性能や残存成分の評価および、浸透性吸水防止材を塗布したモルタル板を1000時間促進劣化させた後の性能変化を分析、考察しました。
 
【今後の展望】
引き続き促進劣化を行い、促進劣化による劣化の再現方法の検討を行うことで、設計や補修方法の確立を目指したいと考えています。