芝浦工業大学では全学共通科目としてダイバーシティ科目を取り入れています

2021/10/26
  • 学び
芝浦工業大学は、Diversity & Inclusion、すなわち、多様なメンバーがあらゆる活動に同じように参加でき、等しく尊重され、力を発揮できる大学となることをめざしています。その取組みのひとつとして、全学共通科目に「ダイバーシティ入門」(担当 小嶋美代子 非常勤講師)を取り入れています。
オンライン授業オンライン授業の様子
(左:ゲスト 大阪教育大学 小崎 恭弘 教授
右上:小嶋 美代子 非常勤講師)
授業風景①対面授業の様子(2019年度)
グラレコ0605授業の内容を記録したグラフィックレコーディング(2020年度)
本科目は、①ダイバーシティの理解 ②ダイバーシティの諸相 ③ダイバーシティの推進・活用の実践、から構成されており(下表参照)、講義以外に学外ゲストによるリアルな話題提供や学生間の対話が中心。今期(2021年度秋期)は、Zoomによるライブ配信授業を行っており、チャットによる意見交換、ブレイクアウトルームによるグループワークが積極的に行われ、オンラインでありながらライブ感あふれる授業内容となっています。グループワークでは、お互いの意見を尊重し、時には結論を出すこともしません。あえてリーダーを決めず、グループメンバーを学年学科や性別で区別することなく、活発な意見交換が行われています。今期(2021年度秋期)の履修者数は、当初64名を予定していましたが、予想を超えて137名の学生が履修登録を済ませました。
ダイバーシティ入門 授業構成
項目授業例
①ダイバーシティの理解―問題と取り組み
性別とその多様性―どのような課題があるかダイバーシティ&インクルージョン概念の根源、社会的違いについて など
②ダイバーシティの諸相―ジェンダー・障害・文化・経営
障害をもつ人のノーマライゼーションからインクルージョンへ、セクシュアリティの多様性、異文化交流、異文化理解、共存を進めるには など
③ダイバーシティの推進・活用の実践
多様なメンバーが力を発揮できる職場をつくる、多様なメンバーが力を発揮できる職場づくりのグッドプラクティス など


2017年からスタートした本講義。理工系単科大学において、ダイバーシティ科目を全学共通科目として取り入れていることは大変めずらしいことです。また、ダイバーシティに対する本学学生の関心は高く、全国平均と比べても、理解度・認知度ともに高いことがわかります(下図参照)。本学は、創立100周年に向けた取組みのひとつとしてダイバーシティ推進先進校を目標に掲げており、これからもその目標に向かって邁進していきます。
比較グラフ芝浦工業大学:2021年後期履修者アンケートから抜粋
全国調査:NPO法人GEWEL2019年「多様性のある社会づくりのための基礎調査」から引用

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