金原 昂雄さんが第36回建築生産シンポジウムにて若手発表優秀賞を受賞

2021/10/22
  • 建築学専攻
【受賞者】
金原 昂雄 さん(建築学専攻1年)

【指導教員】
蟹澤 宏剛 教授(建築学科)

【学会・大会名】
第36回 建築生産シンポジウム

【賞名】
若手発表優秀賞

【発表題目】
プレカットを用いた木造軸組住宅(四号建築物)の現状に関する研究  -柱配置に基づく架構ブロックによるDR手法-
受賞本文写真_金原さん
【研究目的】
建築基準法第6条で定められた「四号建築物」は建築確認申請時に構造に関する設計図書の一部の省略が許可されています。その為、下請けの無資格でもできるプレカット技術者が架構設計(構造設計)を担うことも少なくありません。そこで、技術者の誰でもわかりやすい柱、梁等の配置ルールを提案することを目的としました。

【研究内容】
平面プランに対して、全ての柱位置を決めた後に梁を配置するルールを提案しました。これにより、木材の最も弱いせん断耐力を担う梁の鉛直荷重の負担を減らすことができます。ルール適用前後で、許容応力度計算(建築基準法で定められた構造計算法)のエラー数の低下も確認できました。

【今後の展望】
このルールにより、一般的にヤング係数の低い国産材でも架構設計(構造設計)が可能となり、国産材の活用にも役立てることができます。その為にも、消費者、設計者への材への理解(強度や、無節・赤身等の丁寧な手入れ)を進めることが課題と考えます。
画像_金原さん

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