福島 一馬さんが第56回地盤工学研究発表会にて優秀論文発表者賞を受賞

2021/09/30
  • 社会基盤学専攻
【受賞者】
福島 一馬 さん(社会基盤学専攻1年)

【指導教員】
稲積 真哉 教授(土木工学科)

【学会・大会名】
公益社団法人地盤工学会・第56回地盤工学研究発表会

【賞名】
優秀論文発表者賞

【発表題目】
薬液注入工法における薬液の注入条件と浸透範囲に関する浸透流解析
受賞本文写真_福島さん
【研究目的】
我が国の都市の多くは軟弱地盤上に位置しており、基盤構造物の建設にあたっては軟弱地盤の改良が必要です。また我が国は地震大国でもあり、液状化現象など地震による地盤災害も多発しています。これらを防ぐための地盤改良工法の一つとして薬液注入工法があります。薬液注入工法は軟弱な砂質地盤の間隙に液状の固結材を注入する地盤改良工法の一つであり、主として砂質地盤の液状化対策や強度増加等、安定した地盤への改良のために使用されます。薬液注入工法は膨大な施工実績を有しているものの、地盤内における液状固結材の浸透挙動は不明確な点が多いです。そのため、薬液注入工法の実施や管理においては既往の経験に頼らざるを得ない状況です。
 本研究では、薬液注入工法における液状固結材の浸透挙動を定量的に評価することを目的としています。具体的には、液状固結材として水ガラス系薬液の諸物性ならびに地盤条件と水ガラス系薬液の浸透範囲の関連性を浸透流解析によって評価しています。

【研究内容】
本研究では、薬液注入工法における水ガラス系薬液の諸物性ならびに地盤条件と水ガラス系薬液の浸透範囲の関連性を浸透流解析によって評価しています。これより、対象地盤において低粘性の水ガラス系薬液は高粘性のものと比較して浸透流量が大きくなること、対象地盤の透水性は水ガラス系薬液の浸透範囲に大きな影響を及ぼすこと、対象地盤において水ガラス系薬液の浸透範囲を拡大する場合は注入圧を増大することが有効であることを明らかにしています。
 
【今後の展望】
今後は、特定の薬液についてレオロジー特性、およびレオロジー特性の経時変化を考慮した薬液の地盤内浸透を模擬できる解析手法の高度化検討するとともに、実際のカラム試験結果等とのフィッティングを実施していくことを検討しています。

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