芝浦工業大学の学生が発案 江戸切子のグラスが商品化

2021/05/12
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グラスの傾きで富士山を表現

芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田 純)デザイン工学部デザイン工学科4年(2019年当時)勝山 基徳さんがデザインした、富士山を表現した江戸切子のグラス「富士山切子」が、GLASS-LAB株式会社(東京都江東区/代表取締役 椎名 隆行)より、2021年5月12日からECサイトで販売開始します。

ポイント

  • デザイン工学部の授業で企業の持つ加工技術を生かしたデザインを提案し、コラボレーション
  • グラスを斜めに飾れるようにデザイン。三角形上部で富士山の積雪を表現
  • GLASS-LAB株式会社の特徴的な技術、「平切子」と「サンドブラスト」技術を使用

グラフィックス1富士山切子

グラフィックス2富士山切子 赤富士型
【芝浦工業大学ニュース】芝浦工業大学の学生が発案 江戸切子のグラスが商品化

開発の背景――開発の難しさ

「富士山切子」はデザイン工学科の授業、「プロジェクト演習」の一環でデザインされました。本演習はデザイン工学科橋田教授の指導のもと、学生がさまざまな素材の加工技術をもつ企業とコラボレーションした産学連携プロジェクトです(芝浦ものづくりコラボ https://sit-monocolla.com/)。芝浦工業大学と連携協定を結ぶ東京東信用金庫の取引先企業8社とともにデザイン演習・商品開発が行われました。勝山さんは卒業研究の一環として本演習に参加しました。デザインの提案から企業・デザイナーとの打ち合わせ、試験販売業務などの体験を通じて、「実際に商品化できるプロジェクトだからこそ求められる、デザインや制作にかかる手間・コストなど、得られる知識が多くあった」と所感を語りました。
ロゴ横3
GLASS-LAB×芝浦工業大学×東京東信用金庫

GLASS-LABの強みとの合致

今回勝山さんの「富士山切子」を商品化したのはGLASS-LAB株式会社です。同社の大きな特徴は、江戸切子の加工技術の中でも平らな面を作る切子「平切子」と、砂でガラス表面を磨りガラス状にする「サンドブラスト」の二つの技術を一つの工房で行えることです。
代表取締役の椎名隆行さんは、「この二つの特徴をシンプルに表現したデザインが美しく、製品化もしやすいことから、最終的な試作品として制作した」とデザイン採択の経緯を話しました。
芝浦工業大学デザイン工学部では、今後も国内外企業とタイアップし、学生の学びやキャリア形成を応援していきます。



画像6

商品詳細

【商品名】富士山切子
【サイズ(幅×奥行き×高さ)】7.5cm×7.5cm×9cm(直立時)
【カラーバリエーション】瑠璃色・赤色
【価格】各色14,850円(税込) 2つセット29,700円(税込)
【販売先】GLASS-LAB株式会社
     https://glasslab.official.ec/

お問い合わせ

芝浦工業大学 企画広報課

〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス本部棟2階)

TEL:03-5859-7070 / FAX:03-5859-7071

E-mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp