渡邉智洋さんがThe 4th International Conference on Mechanical, System and Control EngineeringでBest Presentationを受賞

2020/06/18
  • 機能制御システム専攻
【受賞者】
渡邉智洋 さん(大学院理工学学科/機能制御システム専攻2年※受賞当時)

【指導教員】
飯塚浩二郎 教授(機械制御システム学科)

【学会・大会名】
The 4th International Conference on Mechanical, System and Control Engineering(ICMSC 2020)

【賞名】
Best Presentation

【発表題目】
Study on Connection between Shape of Wheel and Resistance Force from Ground for Small Wheel Typed Rovers
和文:車輪小型ローバのための車輪形状と地盤反力の関係に関する研究

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私たちは地球以外の天体で移動して調査する車輪型ロボットの研究をしています。調査の対象として注目されている月や火星の地表は砂漠のような砂で覆われた軟らかい地盤となっています。このようなところを車輪型ロボットが走行すると地面を崩してスリップしてしまうことがあります。この軟らかい地盤をどうすればスリップせずに走行できるかというのが私たちの研究目的です。
私たちは振動を用いてロボットのスリップを抑える方法を研究しています。しかし、振動を軟らかい地盤に与えると地盤の粒が動いて沈みやすくなってしまい、ロボットの移動性能が下がってしまいます。そのため、振動を与えても沈みにくい車輪の形状について研究しました。
月のクレータの内部などは斜面となっていて険しく、まだ調査が進んでいません。そこで私たちが提案する移動方法が使用できるように発展していけば未開拓のエリアの調査が大きく前進すると考えられます。また、被災地や農地など軟らかい地盤での活躍も期待できます。


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