建築家・藤本壮介氏による講演会を開催しました

2025/10/07
  • お知らせ
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10月1日、豊洲キャンパスにて、建築家・藤本壮介氏による講演会を開催しました。芝浦工業大学豊洲キャンパスでは2025年9月26日〜10月26日の期間で『藤本壮介展「太宰府天満宮仮殿の軌跡」』を開催しており、期間中の特別イベントとして本講演会を実施。世界的建築家の話を直接聞ける貴重な機会とあって、会場には建築を学ぶ本学学生を中心におよそ600名が集まりました。

プロフィール

藤本 壮介  Sou Fujimoto
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2021年には飛騨市のCo-Innovation University(仮称)キャンパスの設計者に選定される。主な作品に、ブダペストのHouse of Music(2021年)、マルホンまきあーとテラス石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc(2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン 2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館(2010年)、House N(2008年)等がある。

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トークセッション&講演

プログラムの前半は、主題の太宰府天満宮仮殿に関するトークセッションを実施。藤本氏に加え、太宰府天満宮 西高辻宮司も登壇し、建築学部・猪熊教授進行のもと対談が行われました。仮殿の設計にあたり藤本氏に声がかかった経緯やその際の両者の想いなど、完成形を見るだけで決して知ることのできない秘話が続出。建築家の考えだけでなく施主(依頼する側)の考えも交わる機会となり、将来さまざまな角度から「建築」に携わることを夢見る学生にとって学びの多い内容となりました。
続く後半では、藤本氏による講演を実施。太宰府天満宮仮殿を含む計4作品が紹介され、創作意図や心構え、葛藤や覚悟など、各作品に対し特有の事情や共通した考えなどがそれぞれ披露されました。最後には大阪・関西万博 大屋根リングの話題に。世界中から現在最も注目を集める建築物の紹介に、会場全体の興奮が高まった様子でした。参加者の笑いを誘う様子もしばしば見られ、講演は終始温かい雰囲気で進行。質疑応答の時間が足りないほどに多くの学生から質問があがり、名残惜しまれつつも大盛況のままイベントは終了しました。
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芝浦工業大学 第4回 建築家展(藤本壮介展)「太宰府天満宮仮殿の軌跡」

芝浦工業大学は、豊洲キャンパス内 有元史郎記念校友会館「交流プラザ」を大学の地域連携を推進する拠点として数々のイベントを企画。2025年9月26日(金)〜10月26日(日)は第4回 建築家展(藤本壮介展)「太宰府天満宮仮殿の軌跡」を開催中です。詳細は下記リンクより確認ください。
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