第99回創立記念式典および宮島昭夫氏講演会を行いました
- お知らせ
2026年11月4日、芝浦工業大学は創立99周年を迎え、豊洲キャンパス大講義室にて記念式典を挙行しました。
式典では、鈴見健夫理事長、山田純学長の挨拶に続いて、創立100周年に向けた小野田紀美参議院議員からのビデオメッセージを紹介しました。
また、各賞の表彰と、特別栄誉賛助員・栄誉賛助員・特別名誉賛助員・名誉賛助員の称号授与を行いました。

鈴見健夫 理事長

山田純 学長

ギターアンサンブル部 演奏

音楽部 校歌斉唱
また、創立記念式典終了後には、前駐ポーランド日本国特命全権大使で、本学特別招聘教授の宮島昭夫氏よりご講演いただきました。
講演では、「変わる世界、揺らぐ国際秩序 ―外交の現場から考える日本の未来と選択―」をテーマに、外交官としての経験を踏まえ、人と人、国と国との間に築かれる「信頼」の大切さについてお話しいただきました。宮島氏は、日本とトルコ、ポーランドとの交流などを例に挙げ、困難なときに互いに助け合ってきた歴史を紹介。信頼は誠実な行動の積み重ねによって築かれるものであり、先人から受け継いだ信頼を次の世代へつないでいくことの重要性を伝えられました。また、AIの発展によって社会が変化する中、技術を「何のために、誰のために使うのか」を考える想像力や、選択に責任を持つ姿勢の大切さにも言及。本学が、確かな技術力と倫理観を備えた信頼される人材を育て、世界との信頼関係を広げていくことに期待を寄せられました。

前駐ポーランド日本国特命全権大使 本学特別招聘教授の宮島昭夫氏

なお、第99回創立記念式典における各賞受賞者は以下のとおりです。※ 以下、文中敬称略
理事長賞
アドミッションセンター員、入試・広報部職員
2026年度一般入試の志願者数は前年度比138%の約5万3千人となり、2019年度の約4万7千人から大きく過去最多を更新しました。共通テスト利用方式の見直し、システム理工学部の課程制の周知、本学の強み・魅力のPR、特別指定校への訪問強化などに取り組み、本学のブランド力向上に大きく寄与しました。

システム理工学部教員、キャリアサポート課(大宮)職員
2025年度の有名企業400社実就職率は前年度から+1.2ポイントの42.4%となり、全国8位、私立大学3位(卒業生1,000名以上)を達成しました。なかでもシステム理工学部は2021年度の13.3%から2025年度は41.1%へと5年間で+27.8ポイント、全学部で最も高い伸びを記録しました。学部教員とキャリアサポート課(大宮)が一丸となって学生個々に向き合い、きめ細やかな指導と支援を続けてきたことが、この躍進につながりました。

学長賞
学長賞は、芝浦工業大学の教員が研究・教育等によって優れた業績を挙げた場合、研究賞、教育賞として、これを顕彰するものです。【教育】
工学部 助教 情報・通信工学課程担当 楊 鯤昊
オンデマンド配信科目「現代日本の社会」「情報技術と現代社会」において、自ら開発した生成AIによる学習支援・レポート採点システムを導入し、大規模授業(延べ1,888名)の教育の質を飛躍的に高めました。AIが学生に問いを投げかけ議論を重ねる対話型の設計により思考力・読解力の涵養を図る先駆的な取組であり、独ミュンスター大学との国際共同研究にも発展しています。

【研究】
工学部 教授 機械工学課程担当 細矢 直基
2021年から2025年までに科研費54百万円、国プロ1件(3百万円)、企業受託・共同研究7件(2.5百万円)の外部資金を獲得し、本学での論文として文献数29、被引用数399回という際立つ研究業績をあげました。プラズマ衝撃波を用いて柔らかい果物に触れず、また壊さずに品質を評価するシステム、液体燃料を高分子ゲルに貯蔵することで安全な輸送・貯蔵、利用に新たな可能性を示す新技術、気泡緩衝材の破裂音を音源として利用する、電力を必要としない新しい非破壊検査システムの開発などが様々な新聞に掲載され、本学のブランディングにも貢献しました。

【卓越】
システム理工学部 教授 数理科学課程担当 尾崎 克久
低精度ながら超高速に動作する計算チップを用いて、科学計算に必要な高精度の計算を実現する手法「Ozaki Scheme I & II」を考案しました。複雑な行列データを誤差が出ない小さなデータへと分割し、低精度チップで超高速に計算してから高精度に復元するという数学的工夫によるもので、本手法は国策スーパーコンピュータ「富岳NEXT」への採用が予定されるなど高速計算分野に急速に拡がっており、社会的インパクトの大きな業績です。

教育賞
担当科目の授業運営、あるいは教育改善活動において、優秀な実績を挙げた教員で、学生に大きな刺激を与えた者に対して、優秀教育教員として、これを顕彰するものです。「工学部の分野横断科目の立案・運営とその効果」
工学部 教授 土木工学課程担当 伊代田 岳史
「数学授業のオンデマンド化とサポート室との連携」
デザイン工学部 デザイン工学科 教授 山澤 浩司
「「海外建築レクチャーシリーズ」の企画と主宰」
建築学部 建築学科 教授 小塙 芳秀

名誉教授 称号授与
