芝浦工大、大学認証評価で全項目A評価の「適合」
2026/05/07
- プレスリリース
「理工学教育日本一」を体現する学修環境と、教学マネジメントと修学支援の結びつきが評価
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、公益財団法人大学基準協会による2025年度大学評価(認証評価)において、同協会の定める大学基準に「適合」と認定されました。認定期間は2026年4月1日から2033年3月31日までの7年間です。
内部質保証や教育、学生支援、社会連携、大学運営、財務などの各基準ですべてA評価を取得しました。また是正勧告と改善課題の指摘はありませんでした。
ポイント
- 大学基準協会の2025年度大学評価(認証評価)で、「適合」認定(認定期間:2026/4/1〜2033/3/31)
- 全基準でA評価を取得し、是正勧告・改善課題の指摘なし
- 教学マネジメントと学修支援が「データ」で一体化している点や、キャンパス内の学修空間整備が主体的・協働的な学びを促進している点が評価
デザイン工学部オープンラボ(豊洲キャンパス)
教学マネジメントと学修支援が「データ」で一体化
今回の評価では長所が2点あげられましたが、その一つが教学マネジメントと学修支援が「データ」で一体化している点です。
本学では学位授与の方針(ディプロマポリシー)をさらに細分化した学修・教育到達目標(「mDP」と呼称)を設定。各授業科目の到達目標との対応を可視化し、それらを学生が学期末に「自己評価・授業評価アンケート」で振り返ります。これらの振り返りの結果や成績、履修状況など様々なデータを「SITポートフォリオ」に統合して学生にフィードバックしています。
この点を大学基準協会からは「教学マネジメントと修学支援が有機的に結びついた取り組みとして高く評価できるものとなっている(長所1参照)。」と評価されました(「芝浦工業大学に対する大学評価(認証評価)結果(以下、「評価結果」)」P.5)。

各科目のシラバス(左)には授業の到達目標と各コースのmDP(右)との対応が記載
工学系大学の理念を体現する「学習環境・空間」の充実
二つ目の長所としてあげられたのが、多様な学習空間の整備と開放です。
「オープンラボ」や「ラーニングコモンズ」「学生ラウンジ」「グローバルラーニングコモンズ」など各キャンパスに整備した学修施設は「大学が目指す『理工学教育日本一』につながるような深い学びのための多様な学習空間」として、
学生は学科、課程や研究室を越えた知見を共有しつつ、個人及びグループでの学習や制作等を、それぞれの目的に適した空間で自由に行えている。こうした空間を整備していることは、工学系の教育研究を志向する当該大学の理念を教育環境面で体現し、学生の学びを深めさせるものとして評価できる(基準8教育研究等環境) (評価結果 P.2~3)
と評価されました。

ラーニングコモンズ「イ・コ・バ」(大宮キャンパス)

ファブラボ「テクノプラザⅣ」(豊洲キャンパス)

建築学部オープンラボ(豊洲キャンパス)

学生ラウンジ(大宮キャンパス)
本評価結果における評定について
(評価結果から転載)
- 10 基準ごと(基準 10 については、(1)大学運営と(2)財務のそれぞれ)に付いた評定は、当該大学の理念・目的の実現に向けた取り組みが着実にできているか否かを目安に、当該基準の状況を簡潔に表したものである。
- 各評定の定義は下記のとおりである。なお、当該大学の理念・目的を基礎に取り組み状況を表したものであるため、同じ評定であっても大学によって内容は異なる。あくまで各大学それぞれの評価結果を理解する補助として参照することが求められる。
| S | 大学基準に照らして極めて良好な状態にあり、理念・目的を実現する取り組みが卓越した水準にある。 |
| A | 大学基準に照らして良好な状態にあり、理念・目的を実現する取り組みが概ね適切である。 |
| B | 大学基準に照らして一定の問題が認められ、理念・目的の実現に向けてさらなる努力が求められる。 |
| C | 大学基準に照らして重度の問題があり、理念・目的の実現に向けて抜本的な改善への取り組みが求められる。 |
2024年度大学評価の「大学基準」(評価項目)について
(大学基準協会「「大学基準」及びその解説」(令和7年4月1日施行))
[理念・目的]
1 大学は、自ら掲げる理念に基づき、人材育成の目的その他の教育研究上の目的を適切に設定し公表するとともに、それを実現するために将来を見据えた中・長期の計画その他の諸施策を明確にしなければならない。
[内部質保証]
2 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、内部質保証システムを構築し、恒常的・継続的に教育の質の保証及び向上に取り組まなければならない。
[教育研究組織]
3 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、教育研究組織を適切に整備しなければならない。
[教育・学習]
4 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、学位授与方針及び教育課程の編成・実施方針を定め、公表しなければならない。また、教育課程の編成・実施方針に則して、十分な教育上の成果を上げるための教育内容を備えた体系的な教育課程を編成するとともに、効果的な教育を行うための様々な措置を講じ、学位授与を適切に行わなければならない。さらに、学位授与方針に示した学習成果の修得状況を把握し評価しなければならない。
[学生の受け入れ]
5 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、学生の受け入れ方針を定め、公表するとともに、その方針に沿って学生の受け入れを公正に行わなければならない。
[教員・教員組織]
6 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、求める教員像や教員組織の編制方針を明確にし、学習成果の達成につながる教育の実現や大学として目指す研究上の成果につながる教員組織を適切に整備しなければならない。また、絶えず教員の資質向上に取り組まなければならない。
[学生支援]
7 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、学生支援に関する方針を明確にし、その方針に沿って、学生が学習に専念し、安定した学生生活を送る上で必要となる修学支援、生活支援及び進路支援を適切に行わなければならない。
[教育研究等環境]
8 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現し、学生の学習及び教員による教育研究活動を十分に行うことができるよう、教育研究等環境の整備に関する方針を明確にし、その方針に沿って学習環境や教育研究環境を整備し、これを適切に管理運営しなければならない。
[社会連携・社会貢献]
9 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現するために、社会連携・社会貢献に関する方針を明確にし、その方針に沿って社会との連携に配慮し、教育研究成果を広く社会に還元しなければならない。
[大学運営・財務]
10 大学は、自ら掲げる理念・目的を実現し、大学の機能を円滑かつ十分に発揮するために、大学の運営に関わる方針を明確にし、その方針に沿って明文化された規程に基づき適切な大学運営を行わなければならない。また、教育研究活動を支援しそれを維持・向上させるために、適切な組織を整備するとともに、絶えず教員及び職員の大学運営に関する資質向上に取り組まなければならない。さらに、必要かつ十分な財政基盤を確立し、大学運営を適切に行わなければならない。