第20回 SEATUC 20th Anniversary Symposium が開催されました
- お知らせ

インドネシア・ジョグジャカルタのガジャマダ大学(UGM)において、第20回 SEATUC 20th Anniversary Symposium が開催され、本学からは学生78名と教職員21名が参加しました。SEATUCは加盟8大学が毎年持ち回りで開催しており、UGMでの開催は2018年以来8年ぶりとなります。今回は記念すべき20回目の節目を迎え、「SEATUC 20th Anniversary Symposium」として実施されました。
シンポジウム初日は、インドネシア国歌斉唱に続き、SEATUC20thのチェアマンであるUGMのDr. Heriantoによるオープニングスピーチで幕を開けました。続いて、Opening Remarksとして、本学から長谷川理工学研究科長、UGMからVice RectorのDr. Danang Sri Hadmoko(ビデオメッセージ)、工学部長のDr. Seloが挨拶を行いました。
20回目の開催を記念し、国際理工学専攻・研究科長補佐の三好教授が「SEATUCの歩み」を振り返る記念講演を行いました。その後、フォトセッションと休憩を挟み、Workshop Sessionが開催されました。ここでは、複合領域産学官連携推進本部の古瀬特任教授による「Entrepreneurship and Innovation at SIT」、UGM工学部のProf. Alva Edy Tontowiによる「Innovation Journey of Cardio-Stent: From Research to Factory」の2講演が行われ、活発な質疑応答が交わされました。
昼食後は、各会場に分かれてTechnical Session(TS)、Poster Session(PS)、Work in Progress Session(WiPS)が開始されました。Poster Sessionでは、本学学生が自身の研究成果をポスター前で発表し、質問者との議論を深めました。Technical Sessionでは、トピックごとに複数の教室に分かれ、UGMのChairがファシリテーターを務める中、口頭発表と質疑応答が行われました。
夜にはGala Dinnerが開催され、参加者はインドネシア料理を味わいながら、伝統音楽や舞踊を楽しみ、交流を深めました。記念すべき20回目のシンポジウム1日目は、学術交流と文化体験の両面で充実した内容となりました。
Day1 Opening Session
UGM Dr. HeriantoによるOpening Speech
長谷川研究科長によるOpening Remarks

開幕の銅鑼

三好教授による20周年記念講演

協定校と交流する長谷川研究科長と古瀬特任教授

Photo Session
Workshop Session および 学生発表

質疑応答

学生発表

質疑応答

Poster Session



Day2 Workshop Session
シンポジウム2日目は、Workshop Sessionから始まりました。次回開催校であるベトナム・ハノイ理工科大学(HUST)のDr. Chu Manh Hungによる「Smart Gas Sensor Development for Early Warning of Toxic and Harmful Gases to Protect Health and the Environment」、そして開催校UGMのDr. Ali Awaludinによる「Technology Innovation and Local Communities Empowerment」の2講演が行われ、会場では活発な質疑応答が交わされました。
休憩後には、UGMの学生によるキャンパスツアーが実施されました。参加者は、環境に優しいコンセプトとスマート技術を融合させた建物「Paviliun CLT Nusantara」、Reduce・Reuse・Recycle(3R)の原則を適用した廃棄物管理施設「Grahakara Grafika」、そして研究成果の実用化を目指し産業界との連携拠点として機能する「Engineering Research and Innovation Center(ERIC)」の3カ所を訪れ、担当者から詳細な説明を受けました。
午後には、前日に続きTechnical Session(TS)、Poster Session(PS)、Work in Progress Session(WiPS)の発表が行われる一方で、SEATUC協定校の担当者が出席するSteering Committee Meetingが開かれ、次年度以降の開催に関する確認が行われました。
Closing Sessionでは、HUSTのDr. Hungより、次回SEATUC2027(第21回SEATUC)が2027年3月1日・2日に開催されることが正式に発表されました。最後にAward表彰式が行われ、受賞者には賞状と記念品が授与され、SEATUC20thは盛況のうちに閉幕しました。

Topic1: Dr. Chu Manh Hung

Topic2: Dr. Ali Awaludin
Steering Committee Meeting


芝浦工業大学SEATUC運営メンバー
| Position | ||
| General Co-Chairs | 理工学研究科長 電気電子情報工学専攻 教授 |
長谷川 忠大 |
| Technical Program Committee Co-Chairs | 国際理工学専攻 教授 | 三好 匠 |
| Publication Co-Chairs | 国際理工学専攻 教授 | ニコデムス レディアン |
| Workshop Co-Chairs | 複合領域産学官民連携推進本部 ベイエリア・オープンイノベーションセンター長 特任教授 | 古瀬 利博 |
参加協定校
・ガジャ・マダ大学(インドネシア) Universitas Gadjah Mada (UGM), Indonesia
・キングモンクット工科大学トンブリ校(タイ) King Monkut’s University of Technology Tonburi (KMUTT), Thailand
・スラナリー工科大学(タイ) Suranaree University of Technology, (SUT) Thailand
・ハノイ理工科大学(ベトナム) Hanoi University of Science and Technology (HUST), Vietnam
・バンドン工科大学(インドネシア) Institut Tecknologi Bandung (ITB), Indonesia
・ホーチミン市工科大学(ベトナム) Ho Chi Minh City University of Technology (HCMUT), Vietnam
・マレーシア工科大学(マレーシア) Universiti Teknologi Malaysia (UTM), Malaysia
~SEATUCとは~
2006年、本学は東南アジアを代表する工科系大学4校と共に、SEATUC(South East Asian Technical Consortium)を設立。その後、新たに3大学が加わり8大学で若手研究者の育成や共同研究の実施、年1回のシンポジウムの開催などを行ってきました。特に東南アジアの優秀な学生を本学に招聘し博士学位取得のための教育を提供する「ハイブリッドツイニングプログラム」においては、東南アジアの大学教員・研究者等として活躍する80名以上の博士学位取得者を輩出し、東南アジアの発展に寄与してきました。
https://www.shibaura-it.ac.jp/global/summary/project/index.htm