芝浦工業大学、学生の技術と創造性を生かすビジネスモデルコンペを開催―第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション―

2025/10/15
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芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)は10月5日、第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション(以下、SBMC)のファイナルステージを開催しました。
SBMCは、学生が社会課題の解決につながるビジネスモデルを提案するコンペティションで、今年で10回目を迎えました。工学・技術分野に強みを持つ本学では、こうした活動を通して、学生や研究室が保有する技術シーズを社会に生かすアイデア創出を支援し、技術の社会実装を後押ししています。
芝浦工業大学は技術教育だけでなく、社会実装を見据えた教育を積極的に展開しており、SBMCも含めた体系的なアントレプレナーシップ教育を一層推進してまいります。

第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション 最終結果
最優秀賞:AIとの差別化に悩むクリエイターのための、作品の制作過程を販売できるアプリ
優秀賞:おうちの菌を可視化&最適化!『加菌』で除菌・抗菌の先へ ~空気をコーディネート~
優秀賞:心環 ~ 断たれた循環を結び直す、自律神経の環~

 
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第10回ファイナルステージの様子

  • ■最優秀賞 提案概要
  • 最優秀賞を受賞したチーム「Lapsell」は、生成AIの進化により脅威を感じるデザイナーやイラストレーターをはじめとするクリエイターのために、「制作過程」というストーリーで作品に新たな価値を生み出す仕組みを提案しました。この仕組みでは、クリエイターの作品の制作過程をファンが10分単位で購入します。ファンは支援した時間に対応する制作動画を視聴でき、「この作品のこの部分を支援した」というデジタル証明書(NFT)が付与されます。クリエイターが将来有名になれば、その証明書の価値が高まる可能性もあります。急速に進化するAI技術によって生じた社会課題に着目し、クリエイターの創造性と価値を守るという観点に基づいた独自性あふれるアイデアが高く評価されました。

 
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チームLapsell 受賞の様子

  • ■第10回芝浦ビジネスモデルコンペティション(SBMC)開催概要
  • 第10回SBMCは『アイデアとテクノロジーでより良い社会に貢献しよう』というテーマで多様なビジネスモデルを募集し、中高生や他大学の学生、社会人を含む48チーム、169人から応募がありました。パートナー企業・団体からの支援が充実しており、第10SBMCでは8本の企業賞(NEDO賞含む)が授与されました。各賞の詳細はSBMC特設Webサイトをご覧ください。