大阪・関西万博で、学生・大学院生がGX都市構想の提案を発表しました

2025/10/14
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カラフルな背景のステージで発表する5人のプレゼンテーション風景

エネルギー・システム工学研究室(磐田朋子教授)の学生・大学院生が、4か月にわたってインドネシアの高校生たちとまとめた都市構想の提案を、大阪・関西万博の会場で発表しました。

これは同研究室が参加した、環境省主催の環境教育・ESDプログラム「SDGs Students Dialogue Expo 2025」の最終成果発表として行われたものです。

「2040年までのGX City転換」をテーマに——

 同プログラムは日本の9大学、海外から6か国の学校あわせて95名の大学・高校生が参加し、4か月にわたって環境課題解決のアイデアを創出して提案するものです。
参加者は日本の大学と海外の学生・生徒に分かれたグループに分かれ、メンター企業から与えられた環境課題を解決するアイデア創出に取り組みました。

同研究室の学生・大学院生はインドネシアのMAN 2 JEMBER(ジャカルタ)の高校生らと、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都港区)から与えられたGX(グリーントランスフォーメーション)をテーマとした課題に取り組みました。
課題は「2040年までに、さいたま市とジャカルタをGX Cityに転換させる方法」。
9月4日に行われた最終プレゼンでは「脱炭素化」の100%達成の困難さを指摘しつつも、さいたま市においては市民の行動変容、ジャカルタにおいては次世代クリーンエネルギー導入を切り口にまとめた案を提案しました。

スクリーンを見ながらプレゼンを行う登壇者たち
 

 

プロジェクトに臨んだ武村大介さん(大学院理工学研究科 修士課程 システム理工学専攻 1年)らは「今回提案したビジネスモデルを、プレゼンだけで終わらせたくない」とし、今後も市民の行動変容につながる研究を続けていく予定です。

関連情報

 
日本とインドネシアの学生が描く「GX City」へのロードマップ <環境省主催「SDGs Students Dialogue Expo 2025(SSDE)」最終プレゼン アフターレポート>
2025年日本国際博覧会における環境教育・ESDプログラム「SDGs Students Dialogue Expo 2025」開催について