国内最大規模のアカデミア共催創業成長支援プログラム「1stRound」、産総研グループ、芝浦工業大学が参画し22大学5研究機関共催へ

2025/10/06
  • プレスリリース
  • 連携・貢献

この度、学校法人芝浦工業大学は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下「東大IPC」)と21大学、4国立研究機関()による国内最大規模を誇るアカデミア共催の創業成長支援プログラム「1stRound」に、産総研グループ(国立研究開発法人産業技術総合研究所および株式会社AIST Solutions、以下「産総研グループ」)とともに新たに参画することを発表します。
引き続き、「1stRound」は国公立・私立大学、研究機関による、国内最大規模を誇るアカデミアディープテックシーズの創業成長支援を展開するプログラムとして、大学・研究機関から生まれる様々な技術シーズを社会実装へ結びつけるための事業成長に特化した支援を通じて、成長を目指してまいります。

【芝浦工業大学ニュース】国内最大規模のアカデミア共催創業成長支援プログラム「1stRound」、産総研グループ、芝浦工業大学が参画し22大学5研究機関共催へ
press_1
  • 技術シーズの社会実装を支援、国内最大規模を誇るアカデミア・Non-Equity型創業成長支援プログラム
  • 日本のアカデミアには世界に伍する技術シーズが多数ある一方で、早期事業化における支援サポートはまだ十分ではないのが現状です。「1stRound」は、初動を加速させるためのNon-Equity型資金支援をはじめ、その事業価値が算定可能な事業体・スタートアップとなるためのハンズオン支援を行うべく、2017年より東京大学を母体に「起業支援プログラム」としてスタートしました。2019年より名称を「1stRound」とし、コーポレートパートナーの参画も得たコンソーシアム形式で展開、その後共催機関を国公立・私立の21大学、4つの国立研究機関まで広げて参りました()。
    この度、産総研グループ、学校法人芝浦工業大学が新たに参画いたしました。引き続き大学、研究機関を含むアカデミアの技術シーズ支援を拡大してまいります。

  • アカデミア、さらには国の垣根を超えたスタートアップの成長支援へ
  • 1stRound」では、過去8年半で累計110チームを採択し、会社設立・資金調達を支援してまいりました。過去採択チームの資金調達成功率は約90%、大型助成金の採択率50%以上を達成しております。また、コーポレートパートナーを中心とする大手企業との協業関係の創出にも注力しており、各回とも半数を超えるチームが協業に至っています。採択企業とコーポレートパートナーをはじめとする様々なステークホルダーを繋げ、双方の知見を活かしたより良いスタートアップ創出のためのコミュニティの醸成とともに、技術シーズを活用したスタートアップビジネス促進の加速を目指します。
    また、各共催機関の起業家教育プログラム等との連携により、全採択数のうち再応募からの採択は20~25%を占めており、アカデミアからの起業をより後押しする、エコシステム構築を目指しています。
    過去採択企業では「StartX」「Berkeley SkyDeck」等世界トップレベルのアカデミア系プログラムにも複数社採択されており、1stRoundは米国での本社設立等、海外展開に向けた支援も展開しています。20244月に欧州最大の研究コンソーシアムであるCyber Valley20255月にヘルシンキ大学、そしてグローバル・アクセラレーターのMassChallengeとの連携を発表し、国の垣根を超えたスタートアップ創出および育成を目指しています。
    1stRoundは、大学、研究機関とのアカデミア内の連携、企業との協業・オープンイノベーションを展開していきながら、アカデミア関連スタートアップの更なる裾野拡大と、アカデミア周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指し、活動を展開してまいります。

■各大学/研究機関からのコメント

国立研究開発法人産業技術総合研究所 研究戦略本部 本部長 小原春彦
産業技術総合研究所およびAIST Solutionsは、研究成果の社会実装とスタートアップ創出に取り組んでいます。この度、「1stRound」に参画する機会をいただき、技術シーズと事業化力を活かし、社会課題の解決に挑むスタートアップの育成に貢献できることを期待しております。

学校法人芝浦工業大学 ベイエリア・オープンイノベーションセンター センター長 古瀬 利博
「世界に学び、世界に貢献するグローバル理工系人材の育成」を教育理念に掲げる芝浦工業大学は、これまで自らが有する研究成果の社会実装に向け、様々な施策を展開してまいりました。特に、社会課題解決を志向した研究シーズに基づくスタートアップの創出については、学内に設置したベイエリア・オープンイノベーションセンター(BOiCE)を中核とし、東京圏のスタートアップエコシステム形成を目指すGTIEGreater Tokyo Innovation Ecosystem)をはじめとした学外機関との連携を強化するなど、支援体制の拡充を図っております。この度、「1stRound」に参画させていただくことで、本学が有する研究成果の社会実装およびイノベーション創出が加速することを期待しています。


第14回公募について

本プログラムは1年に2回実施しており、2025106日より第14回「1stRound」の公募を開始しております(応募締切:20251124日)。
詳細は以下のURLよりご参照ください。
https://www.1stround.jp/

※ 国立大学法人東京大学、国立大学法人筑波大学、国立大学法人東京科学大学、国立大学法人神戸大学、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学、国立大学法人一橋大学、国立大学法人北海道大学、国立大学法人九州大学、学校法人早稲田大学 、学校法人慶應義塾、学校法人立命館(立命館大学、立命館アジア太平洋大学)、学校法人沖縄科学技術大学院大学学園(OIST)、国立大学法人金沢大学、学校法人近畿大学、学校法人東京理科大学、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)、静岡県公立大学法人静岡県立大学、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)、国立研究開発法人理化学研究所、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立大学法人お茶の水女子大学、学校法人同志社、国立大学法人広島大学(2025 年 9 月時点)