日本経済新聞社主催のキャリアセミナーに芝浦工業大学就職・キャリア支援部が登壇しました
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(左:立命館アジア太平洋大学 就職支援部次長 日野氏、右:芝浦工業大学 就職・キャリア支援部キャリアサポート課 黒崎)
8月22日、日本経済新聞社 人財・教育事業ユニットが主催する「優秀な外国人留学生を"集める・育てる・活かす"大学と企業をつなぐ人材戦略セミナー」が日経ビル(大手町)で開催されました。本学からは就職・キャリア支援部キャリアサポート課 黒崎通介が登壇し、立命館アジア太平洋大学 就職支援部次長 日野智志氏とともにパネルトークに参加しました。本セミナーは、大学・企業双方の視点から人材育成や採用の最新動向について意見交換を目的に開催され、大学向けセッションには35大学から59名(オンライン含む)が、企業向けセッションには65社から76名(オンライン含む)が出席しました。
第一部の大学向けセッションでは、コロナ禍を経て大きく変化した学生の就職活動の実態が紹介されました。オンライン面接の普及により学生のコミュニケーションの仕方が大きく変化した点や、説明会のオンライン化により大学主催イベントの集客が難しくなっている点、さらに勤務地に関する志向が首都圏や在宅勤務に集中している傾向などが挙げられました。
黒崎は、学生を取り巻く環境が大きく変化しているとした上で、「キャリア支援の在り方にも進化が求められており、外部情報が容易に得られる時代だからこそ大学のキャリアセンターは独自の価値を発揮することが重要である」と述べました。
また、生成AIを活用する学生が増えている現状を踏まえ、AIを使いながら自己を表現する力の育成が必要であること、さらにインターンシップへの参加度合いが就職活動の成果に直結するケースが増えてきていることを指摘し、大学としての支援体制の強化について強調しました。
第二部の企業向けセッションでは、日本人学生と比較した留学生の就職状況について詳しく取り上げられました。特に理系の留学生は研究活動を優先する傾向が強く、日本語の習得の面で就職活動に苦戦する場合があるため、こうした課題に対応するため本学では留学生を積極採用する企業との連携強化や他大学との合同説明会の開催、さらに職員のグローバル対応力向上のための取り組みを推進していると説明しました。
また、今後は文部科学省の「留学生就職促進教育プログラム認定制度」に参画し、修士・博士課程への進学支援や卒業生との交流会を通じて、留学生のキャリア形成をさらに後押ししていく方針を示しました。
最後に、企業へのメッセージとして、面接時点での日本語力だけで評価するのではなく、入社後の成長可能性を見極めるよう呼びかけました。加えて、留学生が職場で孤立しないよう配属後のフォロー体制を整えることや、日本独自の雇用慣行をわかりやすく伝える工夫の重要性についても言及し、引き続き企業との連携を強化していきたいと述べました。


セミナー詳細
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