芝浦工業大学とSWCCが包括連携協定を締結

2023/12/14
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 エンジニアリング分野における女子学生・女性研究者への キャリア支援を推進

 

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)とSWCC株式会社(神奈川県川崎市/代表取締役社長 長谷川隆代)は、多様性が尊重される社会の実現を促すことを目的に、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を共に推進すべく、20231213日に包括連携協定を締結しました。
エンジニアリング分野における多様性を尊重すべく、女子学生・女性教員比率向上を積極的に行う芝浦工業大学と、女性管理職比率向上を目指すSWCC株式会社が、女性のキャリア支援を中心に情報共有・人材育成を推進します。
2024年521日には、共同開催で「Cultural Kaleidoscope: 多彩な文化が織りなす企業の未来」をテーマとした講演会の開催を予定しています。

【芝浦工業大学ニュース】芝浦工業大学とSWCCが包括連携協定を締結 (632.7KB)

 
協定式の様子_SWCC

調印式の様子 (左から、芝浦工業大学 学長 山田純、SWCC株式会社 代表取締役社長 長谷川隆代
、同大 副学長(DEI推進室長)磐田朋子)

 

背景・目的

芝浦工業大学は、2013年より女子学生のロールモデルとなりうる女性教員を増員するために応募の促進、選考過程の見直しを行ってきました。また、女子学生比率を上げるために理工系女子特別入学者選抜を取り入れています。
SWCC株式会社では、2021年度より社長直轄の女性活躍推進プロジェクトを発足し、女性管理職の割合を上げるためのキャリア形成支援・啓蒙活動を行っております。また、同社の長谷川社長は、各界で目覚ましい活躍を遂げた女性を表彰する日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024」にて「日経WOMAN創刊35周年特別賞」を受賞するなど外部から高い評価を頂いております。
令和43月に理工学分野の学部を卒業した女性は23%(令和4年度学校基本調査)であり、経済協力開発機構(OECD)が2019年に実施した調査によると、工学、製造、建築を専攻する者のうち女性が占める割合は16%で、加盟国36か国中で日本が最も低い結果となりました。今後、理工学分野への進学を目指す女子生徒が増加しなければ、将来国内における女性エンジニア増加の可能性の低下が予想されます。芝浦工業大学とSWCC株式会社は、こうした背景を踏まえ、女子学生・女性研究者へのキャリア支援に関し、情報共有・人材育成に関して共同で推進することで、我が国における女性エンジニアの育成およびその基盤形成に寄与していく所存です。


連携内容

 芝浦工業大学とSWCC株式会社は、次の事項に共同で取り組んでいきます。
(1) 人及び知の交流、情報の交流に関すること
(2) 多様な文化・教育及び人材育成に関すること
(3) 女子学生・女性研究者へのキャリア支援に関すること
(4) そのほか、前条の目的を達成するため必要な事項に関すること


今後の活動内容

 2024521日に芝浦工業大学豊洲キャンパスにて、「Cultural Kaleidoscope: 多彩な文化が織りなす企業の未来」をテーマに東京藝術大学美術学部デザイン科准教授でありアーティストでもあるスプツニ子!さんをゲストとして、講演会の共同開催を予定しています。