宮田純子准教授が研究助成に採択され授与式が開催されました

2023/10/25
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宮田純子准教授が公益財団法人マツダ財団の科学技術振興研究助成に採択されました。マツダ財団朝野事務局長代理が豊洲キャンパスにお越しになり、授与式が開催されました。
23回マツダ研究助成は、科学技術振興・青少年の健全育成合わせて286件の応募があり、科学時術振興で採択された28件のうちの1件として宮田先生が採択されました。

 【授与者】工学部情報通信工学科 宮田純子准教授

     分担者:システム理工学部電子情報システム学科 山崎託 准教授、工学部情報工学科 新熊亮一 教授
【助成団体】公益財団法人 マツダ財団
【助成】第 39 回(2023 年度)マツダ研究助成「科学技術振興」 100万円
【研究題目】空と陸のネットワーク基盤におけるモニタリングデータ配信制御方式の提案
 
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左から、マツダ財団朝野事務局長代理、宮田准教授、苅谷工学部長

 

【研究目的】
全てのサービスがアプリケーションのように操作可能となるスマートシティにおけるCity as a Serviceを実現させるためには、大量のストリーミングデータを常に処理し続ける情報ネットワーク基盤が必要となります。これまでのネットワーク基盤の研究においては、地上バックボーンネットワークのみに着目した基盤技術開発が主でした。本研究では、空の情報ネットワーク基盤も利用する高画質・低遅延なデータ配送方式を実現させることで、City as a Serviceに寄与することを目的とします。

【研究内容】
本研究では、限られたネットワーク資源をより有効に活用するために、空のネットワークだけでなく、地上にあるネットワークリソースも用いながら、低空にあるセンサノードやIoTデバイスからのデータを適切に取得し、品質を維持しながら分散処理させたデータを安全に配信させるシステムのモデル化及び解析を行います。

【今後の展望】
この研究に取り組むことで、陸のデータを空の移動型ドローンの飛行予測シミュレーションや陸端末の移動経路選択にも応用が可能になります。このようなスマートシティを実現させるための情報基盤ネットワーク技術の構築を目指していきたいと思います。