石渡誠さん、原田周さん、板垣練さんがAARS-WEBCON and ISRS-ICON 2026、Asian Conference on Remote Sensing 2026にてAARS-WEBCON、SILVER PRIZEを受賞
2026/11/05
- 社会基盤学専攻
- 土木工学科

受賞者
石渡 誠さん(社会基盤学専攻)、原田 周さん(社会基盤学専攻)、板垣 練さん(土木工学科)
指導教員
中川 雅史 教授(工学部)
コンテスト名
AARS-WEBCON and ISRS-ICON 2026、Asian Conference on Remote Sensing 2026
賞名
AARS-WEBCON、SILVER PRIZE
作品名
Squat Motion Coach
作品について
WEBCONは、空間情報を利用したWebアプリのコンテストで、International Society for Photogrammetry and Remote Sensingの教育部会が発足させたものであり、Asian Conference on Remote Sensingの中で2011年から継続的に実施されています。中川研究室では、第1回WEBCONから参加しており、「WEB検索画像をナビ経路に沿って並べ替えるスライドショーシステム」や「夏休みの宿題を忘れていた小学生向けの空間データを利用した絵日記自動作成システム」「高精度慣性航法装置を利用した筋トレ量のカウンタ」「ゴミ捨てのデジタルツイン」など、多くの受賞実績があります。35歳以下の学生・研究者に参加資格があり、受賞者には賞金も授与されます。今回は、アジアリモートセンシング協会(AARS)とインド・リモートセンシング学会(ISRS)の合同企画であり、国家機関研究者や社会人学生、博士学生、修士学生など、インドやスリランカ、日本などから計14チーム(Makers)が出場登録しました。提案した内容は、映像からスクワット動作を解析し、実施時の姿勢やパフォーマンスを評価・可視化するWebアプリです。映像解析および姿勢推定技術を活用し、日常的なトレーニングの質の向上と健康増進を支援することを目的として開発しました。本アプリは、標準的なノートパソコンに内蔵されたWebカメラと姿勢推定技術であるYOLO-Poseを用いて解析します。リアルタイムで撮影した映像と、事前に撮影した映像の両方に対応しています。スクワット1回ごとに膝関節や股関節の角度、動作速度などを計測し、フォームの正確性やパフォーマンスをスコア化して評価します。また、動作速度の低下や推定エネルギー消費量に関する情報を算出・提示するとともに、解析結果に基づくアドバイスを提供します。これにより、利用者は自身の運動状況やフォームの変化を客観的に把握、適切な休憩やフォームの改善につなげることができます。
本コンテストの成果は、人間の全身動作を対象としたリアルタイム物体認識技術の応用であり、デジタルツイン基盤の実現のみならず、社会インフラの高度化・維持管理にも活用できる可能性を有しています。国内の社会インフラは高度経済成長期に建設された構造物が多く、老朽化が進行している土木構造物が増加していることが社会的課題です。また、災害が多いことも国内の特徴であり、緊急災害観測技術の重要性は年々高まっています。本研究に加えて、衛星観測や航空・UAV測量、地上レーザー測量、ウェアラブルデバイスなどを連携させた、多様な測量技術を組み合わせた手法を提案することで、これらの社会的課題の解決に貢献することが期待されます。