篠崎遼さんが軽金属学会第148回春期講演大会にて優秀ポスター発表賞を受賞

2026/07/13
  • 材料工学専攻
 

受賞者
篠崎遼さん(材料工学専攻

学会・大会名
軽金属学会第148回春期講演大会

指導教員

芹澤愛教授(工学部)

賞名
優秀ポスター発表賞

発表題目
Al-Mg-Si合金における2種類のナノクラスタの形成挙動に及ぼす中断焼入れの影響
shinozakiryo
     
研究内容
Al-Mg-Si合金に対し、通常行う0℃での焼入れに加え、高温の100℃、200℃で中断焼入れを行うことで、ナノクラスタの形成に対する原子空孔量の影響について調査しました。その結果、焼入れ過剰空孔の減少により2種類のナノクラスタの形成が抑制され、特にCluster (1)の形成を顕著に抑制することを明らかにしました。

研究目的
近年、地球温暖化問題を背景に、自動車の軽量化に向けて鉄鋼材料からアルミニウム合金への代替が進められています。特に、アルミニウムにマグネシウムおよびケイ素を添加したAl-Mg-Si系合金は熱処理を行うことで強度を向上できますが、処理条件によって複雑な挙動をとることが知られています。本研究では、焼入れ時に導入される原子空孔量を制御することで、この複雑な挙動の原因を明らかにすることを目的としました。

今後の展望・課題 
ナノクラスタの形成挙動に及ぼす原子空孔の影響について調査するとともに、2種類のナノクラスタの形成挙動の違いについても解明することで、新たな組織制御手法の開発が期待され,更なるアルミニウム合金の適用が見込まれます。