田中愼一教授が電子情報通信学会フェロー称号を授与
2026/03/26
- 工学部
受賞者
田中 愼一 教授(工学部)
賞名
電子情報通信学会フェロー称号
貢献内容
ヘテロ接合バイポーラトランジスタの開発と超高周波回路への展開

携帯電話の実現には、超高周波(マイクロ波)の電波を安定して増幅でき、強い電波をアンテナから放射するための高い電圧に耐え、しかもバッテリ消費が少ないトランジスタが不可欠です。田中愼一教授は、携帯電話がまだ登場していなかった1980年代半ばから、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)という新しいトランジスタの研究開発に取り組んできました。 その研究は、製造技術の高度化やトランジスタ動作の物理的理解の深化に加え、携帯電話の次を見据えた光通信やミリ波への展開など、基礎から応用まで幅広い分野に及びます。HBTは現在も携帯電話のRFフロントエンド回路において重要な役割を担っています。芝浦工業大学に移籍後も、HBTなどの無線用トランジスタの性能をさらに活かすため、左手系電波を利用した次世代無線回路の研究などを進めてきました。 これら長年にわたる技術的貢献が評価され、田中教授はこのたび電子情報通信学会フェローの称号を受賞しました。