李ひよん助教が応用物理学会にて女性研究者研究業績・人材育成賞 研究業績部門(若手)を受賞

2022/03/29
  • 工学部
  

受賞者
李 ひよん 助教(工学部)

学会・大会名

公益社団法人 応用物理学会

賞名
女性研究者研究業績・人材育成賞 研究業績部門(若手)

発表題目
光ファイバを用いた分布型センシング技術に関する研究
female-award_LEE-HEEYOUNG
李ひよん助教が、応用物理学会より「第12回 女性研究者研究業績・人材育成賞(小舘香椎子賞)研究業績部門(若手)」を受賞しました。本賞は、応用物理学分野において顕著な研究業績を挙げた女性研究者・技術者に授与されるものです。今回、光ファイバを用いた分布型センシング技術に関する一連の研究成果が高く評価され、受賞に至りました。特に、散乱スペクトルの形状を活用した「傾斜利用ブリルアン光相関領域反射計」を提案し、リアルタイム動作性や世界最短のホットスポット検出能力など、従来のシステムにはない数多くの利点があることを実験的・理論的に示しました。あわせて、プラスチック光ファイバを用いた各種センシング技術の開発にも継続的に取り組んできました。なお、第69回応用物理学会春季学術講演会において、授賞式および受賞記念講演が行われました。

今後の展望
分布型光ファイバセンシング技術のさらなる高性能化と実用展開を進めるとともに、若手研究者や学生の育成を通じて、本分野の研究基盤強化と次世代人材の創出に貢献していくことが期待されます。