余嶋孝仁さんが ICETI2025 にて最優秀口頭発表賞を受賞
2025/12/15
- 応用化学専攻
受賞者
余嶋 孝仁さん(応用化学専攻)
指導教員
李 沁潼 准教授(工学部)
学会・大会名
the 5th International Conference on Engineering and Technology Innovation
賞名
Best Oral Presentation Award
最優秀口頭発表賞
最優秀口頭発表賞
発表題目
A Comparative Study on the Start-up Phases of Two Types of Nitrification Reactors
馴養段階における硝化微生物の定量解析と硝化特性評価
馴養段階における硝化微生物の定量解析と硝化特性評価

研究内容
生物膜法は、排水処理分野において広く利用されている。現在主流の処理方式としては、包括固定化法など複数の手法が挙げられる。しかし、生物膜法では、立ち上げから安定した処理性能を得るまでに要する期間が処理方式ごとに異なっており、その要因は十分に解明されていない。本研究は、生物膜法の立ち上げ段階に注目し、最新の微生物定量技術を用いて、微生物群集ごとの増殖特性に起因する差異の原因を明らかにした。
研究目的
生物膜法は、排水処理分野において広く利用されている。現在主流の処理方式としては、包括固定化法など複数の手法が挙げられる。しかし、生物膜法では、立ち上げから安定した処理性能を得るまでに要する期間が処理方式ごとに異なっており、その要因は十分に解明されていない。本研究は、生物膜法の立ち上げ段階に注目し、最新の微生物定量技術を用いて、微生物群集ごとの増殖特性に起因する差異の原因を明らかにした。
研究目的
水処理に用いられる微生物は多様な種類が混在しているため、その群集の精密同定が困難であり、処理水質のさらなる改善には限界があった。本研究は、主流の処理方式における微生物の増殖挙動を高精度に把握することにより、処理条件の最適化を図ることを目的とした。
今後の展望
今後の展望
本研究の成果は、今後の水処理プロセスにおける微生物の精密制御に不可欠な基礎情報を提供するものである。