栗山綜太さんが都市環境デザイン会議・第12回JUDI研究発表会にて優秀賞を受賞

2025/12/15
  • 環境システム学科

受賞者
栗山 綜太 さん(環境システム学科)

指導教員
作山 康 教授(工学部)

学会・大会名

都市環境デザイン会議・第12回JUDI研究発表会

賞名
優秀賞

発表題目
eスポーツによる健康増進と多世代交流に関する研究
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研究内容
近年の少子高齢化の深刻化に伴い、認知症の人の将来推計の増加や、若者や単身高齢者の地域へのつながりの希薄化が起こると予測されている。本論文は、主に埼玉県上尾市にある白樺団地や原市団地で e スポーツを使った体験会を定期的に開催すること で、高齢者や若者同士、また多世代が交流できる居場所づくりに貢献する。また、スマートウォッチを用いて消費カロリーを計測することで、e スポーツによる運動量が高齢者の健康増進や介護予防に繋がることを定量的に検証する。

研究目的
本研究では、子どもと高齢者を対象に、eスポーツに よる交流と健康増進の効果に関する研究をすることで、 認知症予防や子供と高齢者の孤独対策に貢献する。

今後の展望
eスポーツがもたらす効果は、個人では健康増進や達成体験などによる幸福度の向上が期待でき、他者と一緒に行うことで会話や信頼関係が生まれ、社会的なつながりの拡大に寄与することができる。さらに地域社会では、eスポーツイベントを開催することで、多世代が参加して交流が生まれるだけでなく、活動の継続によって交流拠点が形成され、地域活性化や持続的なコミュニティ形成といった社会貢献につながると考えられるため、今後もeスポーツ体験イベントを行って交流のきっかけをつくりながら、よりイベントの満足度を向上させるために臨場感と満足度の関係も調査する。