岩嵜脩さんが電子情報通信学会 2025年度 第3回 光ファイバ応用技術研究会にて学生ポスター奨励賞を受賞
2025/11/18
- 電気電子情報工学専攻
受賞者
岩嵜 脩 さん(電気電子情報工学専攻)
指導教員
李 ひよん 准教授(工学部)
学会・大会名
電子情報通信学会 2025年度 第3回 光ファイバ応用技術研究会
賞名
学生ポスター奨励賞
発表題目
ファイバ中のブリルアン周波数シフトにおける歪および温度特性の開口数依存性

研究内容
ブリルアン散乱を用いた分布型光ファイバセンサは、散乱光の周波数シフト(BFS)を観測することで、高精度な歪および温度変化の推定が可能である。BFSは歪や温度に対して線形に変化するが、その依存係数や散乱パワーは光ファイバの構造・材質により大きく異なる。本研究では、開口数(NA)の異なる4種類の特殊シリカファイバにおいて、ブリルアン散乱パワーとBFSの歪・温度依存特性を実験的に明らかにした。
研究目的
ブリルアン散乱を用いた分布型光ファイバセンサは、散乱光の周波数シフト(BFS)を観測することで、高精度な歪および温度変化の推定が可能である。BFSは歪や温度に対して線形に変化するが、その依存係数や散乱パワーは光ファイバの構造・材質により大きく異なる。本研究では、開口数(NA)の異なる4種類の特殊シリカファイバにおいて、ブリルアン散乱パワーとBFSの歪・温度依存特性を実験的に明らかにした。
研究目的
光ファイバの開口数がブリルアン散乱特性に及ぼす影響を定量的に解明し、ファイバ構造に基づく高性能な歪・温度分布センシングの実現に資する基礎知見を得ることを目的とする。
今後の展望
今後の展望
今回得られた実験結果を理論的に説明可能なモデルを構築し、ブリルアン散乱機構の理解を深化させる。さらに、高NAファイバの強い散乱利得特性を活かし、高安定・高分解能・長距離測定を可能とする分布型センシング手法の実証を目指す。